見出し画像

【ドイツで仕事をすることに決めた理由】

ドイツ、デュッセルドルフに移動してきて1週間があっという間に過ぎました。

3週間前にデュッセルドルフへ下見に来るまで、きたことのなかった国ドイツ。

本当は4月にベルリンに行こうと計画していたけれど、コロナで無くなったので結局旅行すらしたことのなかったドイツ。

タイにいた時からドイツ人の友達は何人かいて、興味はあったものの、まさか住み仕事をすることになるとは全く夢にも思っていませんでした。

チャンスはいきなりやってくる

バルセロナのビジネススクールで人事の修士課程を終えた後、実はオランダの個人事業主ビザを取得してオランダに住み、アジアとヨーロッパで人材紹介をしたいと考えていて、すでにオランダにいらっしゃる知人の方やオランダで以前働いていた方のお話を聞いたり、弁護士さんにも問い合わせてスカイプで打ち合わせをするなど少しずつですが計画を立てていました。

5月にはオランダに渡航し、実際卒業後の起業に間に合うように準備を進めるつもりでしたが、コロナがやってきて訪問自体が出来なくなり、オランダでの起業についてもヨーロッパの状況を考えたときにかなり厳しくなること、タイでも協業したいと言ってくださっていた元同僚とも話し合い、タイミングを先送ろうということに決めました。

私はロックダウンの間、日本に一時帰国していたので2ヶ月間オンラインでビジネススクールの授業をとりながら、母の希望もあり日本に一度戻り就職することを視野に入れ、前職の上司に連絡をしたり、アプローチいただいた人材紹介エージェントの方々にもお世話になり東京勤務のコーポレートの人事の面接をいくつか受けさせて頂きました。

経済の状況を見て、そして親の希望もあり日本に帰ろうと思っていたのですが、ヨーロッパで仕事をしたいという未練はあり、日本に帰ることが本当に自分がやりたいことなのだろうか?という疑問は常に心にありました。

転職のご支援をしている身ではありますが、転職活動をしたのは実は2回目。

1回目は本当に短時間でしたが、起業した会社を退職し、身体を心を整えるために日本に一時帰国していた2014年夏。

その時も結局、Linkedinで直接連絡をもらいタイの日系チームの立ち上げをやって欲しいというお話で前職のエンワールドに入社をすることとなり、自分から応募し面接をしていた東京勤務の会社にはお断りをさせて頂き、運命に身を任せタイに戻りました。

まさにご縁を感じる転職になりました。
エンワールドではチームの立ち上げから全てを経験させて頂き、本当に大好きな会社、上司、チームに恵まれてお客様にも喜んでいただけるお仕事ができたと思います。

今回日本で再度転職活動をしてみて、新卒で経験したリーマンショックの時よりもさらに厳しくなりいろんな常識が覆されるだろうコロナショックの中で面接をしてくださった企業様、エージェントのコンサルタントの方には感謝をしています。そして、求職者の立場に立ち学んだこともありました。エージェントのコンサルタントの方とは人材紹介の意義や喜びについても語れたこと、コーポレートの採用のポジションを受けていたので人事の方々と会社の変化や方向性などについてお話しできたこと、とても良い刺激になりました。

二十代後半に転職活動をしたときよりも、三十代半ばである程度のキャリアを積み、専門の勉強をした後では求められるものも面接で語ることも変わります。

一つ、変わっていなくて、そして寂しく感じたこと。私は海外勤務が長く、タイに10年いました。タイで仕事をさせて頂く中で日本では経験できなかったであろう、すべての業界のお客様に対しての採用のご支援、起業、チームの立ち上げ、部下の育成、コラムの執筆や、メディアからの取材などたくさんのことを経験させていただきました。しかし、海外が長く日本での経験が短いことが面接お見送りの理由になるということ。前回の転職活動の時も同じ、数社にて今回も同じ理由で不採用になりとても残念な気持ちになりました。

日本はやはり独特で、多様性を受け入れグローバル化をしていこうと目指している企業も増えてきているとは思いますが、実際には6年前からそんなに変わっていないのかな、変わらないのかなと正直感じました。

ドイツでお仕事をするチャンスに恵まれて

日本で転職活動をしながら、自分の外にある要素と自分の中にある要素と向き合いつつ現実的かつ自分の心に沿う方向性について考えていたときに、新卒から5年間お世話になったJAC Recruitmentのタイ時代の元同僚でいまはロンドンのJACで働いている方からドイツ拠点でコンサルタントを探していると声をかけて頂きご紹介していただくことになりました。2月にロンドンを訪れた先に、その方と久しぶりに再開しあっていない間のいろいろを報告しながら話していて、ヨーロッパで働きたいので何かチャンスがあればぜひ教えてくださいとお願いしていました。レジュメもその時にお送りしていたのですが、スペインにいた私はヨーロッパでの就職の難しさや、ビザについてなど調べていたので種まきような気持ちでご相談したのでした。

私はJAC Recruitmentに2008年に入社したリーマンショックの時の新卒です。幸運にも希望していた海外拠点への転籍のチャンスを経済危機の混乱の中で、多くの方のご支援のおかげで叶えることができタイ拠点で5年間働かせて頂きました。

そして今回、同期にも言われて気づきましたがまた経済危機の混乱の中ドイツでご縁をいただきました。

JAC Recruitment Germanyは昨年設立された新しい拠点です。これから会社が発展していく中で仲間に入れていただけたことに感謝して精一杯頑張ります。

今後やっていきたいこと

海外で頑張っている仲間たち、海外勤務を終えられてグローバルにさらに活躍したい駐在員のお客様たち、帰国後のキャリアに悩む人の声をたくさん聞いてきました。海外で戦い経験を積んでいた優秀な人材が日本と海外を繋ぐ大きな架け橋として貢献できる場所を探しつなぐお仕事を今後はしていきたいです。

今までの私の専門は在タイ日系企業の海外ビジネス拡大のためローカライゼーションのお手伝いとして採用という角度から優秀なローカル人材のご紹介でした。

今後はタイ、アジアでの経験を活かして、ビジネススクールで学んだことを活かして、日系企業の海外ビジネスの発展に貢献していきたいです。

私は人材紹介のお仕事が本当に大好きです。修士論文も海外駐在員制度における人事のチャレンジについて書きました。

志を持って貢献し続けられるコンサルタントとして、ドイツでまた一から頑張りますので応援してください!

サポートありがとうございます。ご意見、ご感想、シェアなどご協力いただけると喜びます!皆様の何かのきっかけづくりになるような言葉をつづっていきたいと思います!