囲碁のプロに勝負を挑んでみた③
前回の記事はこちらから。
このシリーズでは上達に必要な姿勢だったり、
これから色んな事へチャレンジする時に
良い心の持ち方なども見ていければと嬉しいです。
健良先生といえば詰碁を作るのが得意な先生です。
とても面白い詰碁の本を11月に出しているのぜひ探してみてください。
さて、囲碁の方に戻っていきましょう。
前回までの手順 1~41
黒がコウを誘った所です。ここから下辺、右上の白をどうサバくかが見どころとなります。
相手の挑発に乗らない返し技
「実戦」42~50
48、50が返し技として見ていたんですね。
しびれました。この手の狙いは
「黒危険」
黒1と受けると白2のオサエがあります。
50手目▲の白が働いて下辺の石は切れず、黒だけ切られてしまう格好となります。
「白準備不足」
50手目のツケを省くと、黒6から白が切られてしまいます。
これは準備不足で、白がまずいです。
仕方がない時は仕方がない
「実戦」51~64
個人的には大事なスタンスです。
成功するために頑張っているのですが、
必ずしもうまくいかないのが囲碁というものです。
仕方がない時は仕方がありません。
あれこれ頑張って無理するのではなく、現状を受け入れ次のステップに向かう事が大切です。
黒51と繋がるよりありません。
白は狙い通り52から下辺の黒2子と取る事に成功しました。
黒は57とコウを催促します。
61がちょうどいいコウ材です。
白が64とした時が、決断しなければいけない所でした。
迷った時は思いきりの良い方
「解消する1手」
黒1とコウを解消するべきでした。
白2と取られても黒3と打てばまだまだ頑張れる形です。
迷った時こそ思い切りの良い決断をして
勇気を持って取り組んでいった方がスッキリする事も多いですね。
何か考え事が始まって色々悩んでいる時こそチャンスなのかもしれません。
基礎は嘘つかない
詰碁や手筋、基礎的な練習をどれくらい丁寧にしっかりと取り組んでいるでしょうか
囲碁においての基礎的な力は全局を判断する上で最も大切なものとなります。
地味な練習には見えますが、基礎力を上げていく取り組みをどれくらいできているかが棋力向上につながっていくものです。
「実戦」65~71
黒は65と受けました。
黒67の時に白は68と解消。
さて黒71と打って所で問題です。ここでスッキリ生きれば白勝ちが決まります。ぜひ考えてみてください。
まとめ
囲碁は1局の中でも
様々な判断や気持ちの持ち方など問われる事があります。
そしてそれを支えるのが日々の基礎的な練習です。
1局1局を充実して打てるようになるために
頑張っていきたいですね。
それでは引き続き
てきと~に楽しんでいきます。
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