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その対局は誰と戦っているのか

対局といえば、相手がいるもので、もちろん相手と戦っていますが、

その対局で何を感じているかに気をつけてみると、ノビノビ打てているか、窮屈に打ってしまっているか、わかる事は多いです。

本当の相手とは誰なのか、見ていきましょう。


これが打ちたいと思ったんだけど…

これまでも指導対局というのは何局も打ってきましたし、プレイヤーとしてもたくさん戦ってきました。

その中でも自分が「本当に打ちたい手」というのをどれくらい打てているか

また、生徒が「本当に打ちたい手」というのをしっかり打てているかどうかというのはとても大きなポイントです。

対局後の検討で振り返ってみると「これはこっちが弱いとわかっていたんだけど…」「こう打ちたかったんだけど」そういう言葉のやり取りは多くあります。

それと一緒についてくるのは、「でも先生にやっつけられそうだから」「相手が強いと…」そんな他人を主体とした言葉たちです。

相手に左右され、打つ手を変えてしまい結果的にさらに悪い状況を招いてしまう事は、力も身に着けませんし、何より自分に対して申し訳のない事ではないかなと思います。

「この手が打ちたい!」と心の中で叫んでいる自分に対してどういう気持ちになるでしょうか?

失敗するのは悪い事ではありません。それが良い手だとしても悪い手だとしてもそれも大した問題ではありません。

盤上を見れば自分自身の本当に打ちたい手というのは見えてきます。

それが気持ちの良い一局に繋がるのです。

すべて自分の妄想

それはもう色々思考が巡りますが、すべて自分が勝手に思っている事に過ぎません。

もし本当に相手の考えている事や、相手の事が全部わかるとしたらその1局は上手くコントロールできるはずです。そうではないですよね。

自分以外の他人が考えている事は本質的には何もわかりません。同じ言葉でもどこかでは捉え方が違ったり、意味も違ったり、背景も違ったりします。自分がどう感じているかでしか感じ取る事はできません。

だとしたら目の前の1局も同じです。相手の手を信用するか、自分の手を信頼するかどちらが良いでしょうか?

自分が勝手に作り上げている手ごわい敵にどう立ち向かうのでしょうか?

一度過度な妄想はやめてみて、純粋な気持ちで盤上を見てみると良いかもしれませんね。

自分自身に任せてみよう

誰かに惑わされる事はありません。

良い1局が打てるイメージを持って、ノビノビとした1局になると信じて

あとはお任せしてみるのも良いでしょう。

終わってみれば、とても気持ちの良い1局になっているはずです。

自分自身を信じて、ただ自然に任せるだけで

最高の1局となります。

まとめ

自分で作り上げた難敵にはなかなか勝つ事ができません。

その事に気づいてさえしまえば、その敵も段々と自分の周りからいなくなってきます。

てきと~に楽しんでいきましょう。

きずかさんの囲碁将棋チャンネルにゲスト出演しています。

今回は第二弾!です。「強くなる人の共通点」についてお話させて頂いています。ぜひご視聴してみてください。


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