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「詩 その他」から分離して、詩のテクスト情報を掲載します。
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2022年7月の記事一覧

恋と面食い

モデルのような身体、それに一体何を見出すのか?
香り、
体毛、
独特の声と、冷たい笑い。

私達はうまく繋がれない。
だが、きっと愛している。
言葉に出せるくらいには恥じらいを感じて。
ここには大きな隔たりがある。

でも、照れくさいとは言えないだろう。
せめて言葉で伝え、
重たさから崩れ落ち、
恥ずかしい転び方をしてから、それだけ這い上がれるだろう?

もっと、話がしたいんだ。ベッドの上で。

青い内臓ばら撒いて

青い内臓ばら撒いて

青い内臓ばら撒いて
今日も燃えるよ炎天下
妙に光るよ、点線が
もろいはがねの羽を散らして

はばたいて、溶けるアイスを運ぶのだ
ヴァニラの香り
足跡を追う
カメラで拾え、雲のかけらを

ひざまづく青い影たち巡る月
今日も酔えるよ劣等感に
妙な怒りが面倒なのだ
もろいはがねの羽を散らせて