EOからの手紙22・『微妙な』言葉
釈迦から、2500年が過ぎた。
人々は、「それ」を探せ、「それ」を求めよ、「それ」だけが最高だと言われ、
「それ」を探し、「それ」を求め、「それ」だけが最高だと思った。
だが、ときおり、
実にきわどい事を言う賢者たちが存在した。
彼らは言う
『「それ」は探すと、決して見付からない。探さねば、すでにそこに在る』
かくして、ある探求者の一団は、、、なんと・・・・・
「探さないようにして、、、その、すでにそこに在るものを、・・・探していた」
・・・・・・・*********・・・・・・・・・*********師曰く
『探すと決して得られないぞ。だから、決して探さねばそれでよい』
弟子「はい。では、もう決して探しません」
師『うむ・・・・・・・・・』
弟子「・・・・じっと、私はこのように決して探していませんが、、、
、、、でも、、、
見付かりません」
弟子は棒で、めった打ちにされた。
師『わしは、探さなければ、見つかるなどとは言っておらん!。
探さねば、
その探さないことで、そのままで良い!といったのだ』
*************
3人の弟子がいた。一人は小悟を得ていて、もうひとりは中悟を得ていて、
最後のひとりは正体不明だった。
師「悟りとは、なんだね?」
小悟者『うーーーーーむ・・・・・・・・・・
和尚様がそのような事を言う以前の和尚様です』
師「では、次の者に問う、、悟りとは何かね?」
中悟者は、手を耳に当てて、笑った。
『・・・・・・・・・そのお言葉があり、それを聞く私があり、
ただ言うことがあり、ただ聞くことがあり、・・・・・・
悟りでないものなどが、一体どこにあるのでしょう』
師「では、そこの後ろ髪の長いやつ。悟りとはなんだね?」
EO・『この外道どもめが!!!』
PS. 十へ
どーも、何かが欠落してる・・・って言ったっけね。
別に何もなくなってないよ。
ただ・・・
それまでは『あると思い込んでいたもの』がなくなっただけだよ。
言うなれば、思い込みがなくなってゆくだけ。
だから、どんどん欠落あるのみ・・・。
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