退職金をアテにしたツケ
こんにちは。
子どもにお金にまつわる話をしている、ゆうとすです。
先日、元職場の上司とカウンターで飲んでいた時に耳に残ったことばで
昔の部長の退職金は4,000万円あったけど、今は2,400万円だって。昔は係長でも2,600万円あったのにね。
があった。退職金の支給額の年次推移について考えたことがなかった。
おそらく今の日本のサラリーマンの多くは退職金をアテにしていることがうかがえる。
退職金とはそもそも江戸時代の「のれん分け」に始まったという。優秀な労働力を別の会社に逃さないようにするため囲い込んだりする目的もあったとか。
戦後に労働組合などの声が強くなり、現在では当たり前のように制度化されている退職金。高度経済成長で一気に世の中に広まったのではないだろうか。
この仕組みって長い目で見ると歴史は浅く、日本に特有なのかもしれない。
さて、
退職金で、住宅ローン残債と老後2,000万円問題は解決できるか?
といった疑問が頭に浮かんだ。
サラリーマンの中には住宅ローンを35年で組み、残った残債は退職金でペイしようと考えておられるかたもいると思っていて、老後30年間の月額不足分である約6万円を退職金で・・・みたいな甘い幻想に囚われているかもしれない。
ネットで調べたことだが、現在の退職金の平均額は大企業と中小企業で大きな開きがあり、全体平均では約2,000万円、大企業に勤めている人で約2,500万円、中小企業に勤めている人で約1,100万円とされている。
世の中の多くが中小企業ということもあり、退職金については1,000万円で老後を切り盛りすることになることが予想される。
ただ未来はわからないものです。
退職金についても年々、減少していることがうかがえます。
バブル崩壊後、企業が高齢者員に対して支払う財務力が激減したことや終身雇用ではなく転職も一つの選択肢になってきたので、優位性がなくなってきたことが考えられます。
勤続年数35年以上のサラリーマンについては、たった15年間で500万円〜600万円ほど低下していることがわかります。
出典:https://media.moneyforward.com/articles/5537
想像の世界ですが、今30歳の人の退職金は35年以上勤めたとしても、1,000万円をきる可能性があることが予想されます。
昔の武器だけは通用しない
昔の武器とは
・ゆうちょ銀行への貯金
・退職金
・年金
である。
親から口酸っぱく何かあったらいけないから貯金しなさいと言われたかたも少なくないだろうし、昔は銀行に預入をしていたら利息が8%なんて時代もあった。
でも今銀行で手元のお金を2倍に増やそうと思ったらキリスト誕生まで遡るくらい年月がかかる。
退職金も制度自体は残るかもしれないが、金額は減少することが予想される。
また、年金については、制度自体は残るが先送りにされる可能性だってある。
つまり、昔の武器では少々弱いのである。
生き残るには、今の時代にあった武器が必要なんだろうなと思うわけです。
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リップクリームって食べられる成分100%のものもあるらしい。
食べないけど。
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今日はこのあたりで。
それではまた。
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