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自転車長期旅行、安易にオススメできない五つの理由。

自転車で世界一周中、ゆーせいです!

2020年6月に日本一周に出て、途中休憩挟みながら旅行生活がそろそろ自転車旅行1000日突破!少しずつですが、youtube動画を視聴してくれる方も増えてきて、中には自転車旅行楽しそう!って思ってくださる方も増えてきました(,,,本当か?まあそういうことにしておきましょう)

しかぁし、自転車旅行、楽しいことだけじゃございません。youtubeでは楽しそうなところを抜粋しているので面白そうに見えるのかもしれません。というか、もちろん自分は楽しく旅行しています。ただ、全ての人に安易に自転車旅行をお勧めできるわけではなく、自転車旅行を楽しむためには色々越えるべきハードルがあって、そのことを事前に知っておいた方が最初につまづかなくて済むかなと思い、今回はお伝えしたいと思います。
もちろん、自分も楽しいからこの旅行を続けている訳でして、こういう障害があるから自転車旅行には出ない方がいい!と思ってもらいたい訳ではなく、初めてしまってから、なんか思ってたんと違う!こんなはずじゃなかったとならないための動画となっています!それではどうぞ。

越えるべき壁
①体力!
これは、流石に、簡単に想像つくかもしれませんが、自転車旅は体力がキツいです笑
1日短い人で50kmほど、長い人だと150kmくらい自転車を漕ぎます。
時期によっては1時間で絞れるほどTシャツが汗ばみ、突然の雨で体中がびしょびしょになり、寒い時期には寝袋が凍ります。
普段より倍くらい食べないとどんどん体は痩せ(強制ダイエット笑)、多く食べ続ける工夫するが必要です。私は高校・大学ハンドボール、教員時代は野球部・陸上部の副顧問やっていて、教員を辞めてからはubereats配達員をこなし、普段から運動していました。それでも、普段より何10kmも重い荷物を自転車を漕ぐのは応えます。最初二週間筋肉痛で死にました。
そして自転車あるあるですが、自転車旅行はお尻が痛すぎます。
お尻に負担がかからないようにサドルやズボン、乗り方を工夫する必要がありますが、それでもお尻が痛いのが収まらず挫折した旅行車とも1人2人でなく、何人も会ってきました笑

次に、お金がなければ、野宿、ネットカフェ、ドミトリーの安宿に泊まることになります。落ち着けるプライベートな空間を確保できることは少なく、完全な体力回復できません!!

以上体力的には他の旅行スタイルより多少慣れてくる部分もありますが、自転車で旅行はどうしても基礎体力がある人向けとなります。
今後は電動アシスト自転車の普及がもう少し自転車旅行の幅を広げてくっることを望みます笑

②行きたい場所に行ききれない。
二つ目、自転車はフットワーク重くなりがちです。観光地の距離が遠かったり、山の中にあると自転車で行くを諦めることも多いです。バイク、車の方がフットワーク軽くいろんな観光地に足を伸ばせます。自転車の場合季節なんかも関係してきて余計に寄り道がしにくい。それって旅行者としては機会を失ってて、とても損してるなっていう感覚はあります。

③汚い
自転車旅行車はどうしても汚くなります。汗臭く泥臭さは自転車旅行の醍醐味でありますが、現実的にはデメリットでもあります。毎日銭湯や公園シャワー、ボディシートで体を拭くなどの工夫が必要となってきます。工夫、すなわち手間がかかって面倒くさいということです。毎日ホテルに泊まれるなら問題ありませんが、なかなか予算が膨らみます。
また、持ち運べる着替えの量には限りがあり、毎日コインランドリーを使ったり、毎日公園で洗濯するのも時間も労力も取られてしまいます。
結果的に、人によってはシャワー回数を減らす、着替えの回数を少なくすることがある程度増えておくことを覚悟する必要があり、綺麗好きにはハードルが高いと思います。

④長期間に及ぶ。
自転車旅行は他の旅行スタイルと比べて、旅行に時間がかかります。世界一周航空券を使っての世界一周は一年間がとてもメジャーなスタイルなのに対して、自分はすでに一年と四ヶ月ちょっとひとつの大陸でかかっています(チーン)
日本一周をやるにしても最短でも三ヶ月、体感平均半年〜1年ほど、長いと2年ほど時間がかかります。これだけの時間を捻出するのが難しいだけでなく、旅行の長期化は新しい弊害を生むことになります。それは旅行の日常化です。
長期間に及ぶことで、旅行が生活の一部とかしてしまい、全ての物事に新鮮味が薄れてきてしまいます。人との出会いや移り行く景色も最初こそ感動しっぱなしですが、徐々にマンネリ化してきてしまいます。

⑤気を使うことが多い
自転車で長期旅行していくと、気を使うべき項目が増えていきます。例えば、洗濯やゴミ捨て。洗濯は衣類を持ち歩く服に限りがあるので当然必要となります。洗濯を有料・無料で行うのか、どうやって乾かすのか。公園で他の人に見られながらする洗濯もそれなりにストレスがかかります。ゴミ捨てもコンビニや道の駅のゴミ箱は家庭ごみ捨てるのが禁止なことが多く、大量に捨てることはできないため、分散させてゴミ捨てを行うなどしていかなければなりません。

野宿をする場合には、法的にグレーなことをする確率が高まります。また、自炊する方は炎の扱いや皿洗いをどうするかなど考えることが増えていきます。
常に気を使う旅行は最初こそこれぞ「旅」って感じで乗り切れますが、長引くとストレスの方が大きくなっていきます。そして、気づけば少しずつ無神経になっていき、地元の方に迷惑をかけることもあります。

以上、自転車旅行を安易にお勧めできない理由5選でした。
これらのハードルを乗り越えてなお、自転車旅行に出る理由もたくさんありますが、そっちの方が需要が低そうなので、あえてこういう視点で書いてみました笑

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