複雑な家庭環境②


さて、そんなわけで不倫で生まれた婚外子の私なんだが、
どうやら遺伝子ガチャも大失敗だったようだ。


母親と「父親」は最後まで籍を入れず事実婚を続けていたが、
色々ややこしいのでとりあえずここでは妻、夫、夫婦といった表現で表す。


「父親」にとって母は3番目の妻だった。

1番最初の妻との間には2人の子供(男女)がおり、
2番目の妻とは1人の子供(男)がいる。

つまり、私は腹違いの兄弟が3人いたのだ。
(この事実をちゃんと知ったのもかなり後になってからだ)


「父親」にはすでに孫も多くおり、
すごくややこしいのだが内訳は、
最初の妻との娘には子供が3人
その下の息子には子供が2人、
2番目の妻との息子には子供が1人いる。

驚きなのは、その孫6人のうち2人が重度心身障害児、1人が発達障害児なのである。
「父親」にとっての子供達がそれぞれ1人ずつ障害のある子を設けたのだ。


なぜこうも障害の血が多いのか。


どうやら、「父親」には元々姉がいて、重度の障害があり乳児の段階で亡くなっているのだと後に聞かされた。

ああ、ここから来ているんだなと悟った。


何より恐ろしい事実が、そんなに「父親」が障害家系だという事実を知ったのが
私が結婚した後だった、ということだ。





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