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「なんでやらないの?」で余計やらなくなる

なんでちゃんとやらないの!!

どうして!


どうやらWhyは逆効果のようです。


こんにちは、尾崎です。
選手との関わり方シリーズ。
割とご好評だから、定期的に書かねば。


さて、水泳の練習やら日々の取り組みやら勉強やら家のことやら。

「どうしてちゃんとやらないんだー!!!!」

ってことが膨大にあると思います。
わかります。
指導をしていても、しょっちゅう思います。

もしかしたら口は動いてるけどかろうじて声出してないから言ってないにすぎないのかもしれないです。


実は、なぜ?どうしてやらないの?
という聞き方は逆効果なのです。


 Why?は難しい

「なぜ?」や「どうして?」を問う「Why」な質問。
理由を問うているわけでして、

「なんでやらないの?」

という言葉も、大人のこちらとしては怒っているわけでなく
理由を教えてもらって解決を見出そうとしているのですが、、、、。

(もちろん怒ってる時もあるはず)

受け手はどうしてもネガティブに捉えるようです。

「なぜ?」は特に否定的な材料と組み合わせられることも多いですよね。

「なぜこんなことをした」
「なぜやらなかった」
「なぜ失敗した」

などなど。

これらの質問をされると、
追求されている印象や人格自体への否定をされているような印象、責任を追求されているような印象を受けてしまうんです。

そうすると萎縮してしまって、創造的、積極的な行動をしにくくなってしまいます。


もちろん会話の流れや雰囲気もあります。
和やかな状態や口調で「なんで試合で〇〇しちゃったん?」と聞かれても
そこまで不快に感じないでしょう。

むしろ一緒に考える良い機会になったりすることも。


ですがだいたい

「なんでちゃんとやらないの?!」

って言葉を発する時は
やらなくちゃいけないと自覚していることがあるのにやってない時ですよね。


言ってる方もだんだんと

さらに、こういった場面で「なぜ」を使い過ぎると
言ってる方も余計とイライラと深いになっていきます。

そうなると悪循環。
聞いてるこっちも、言われている選手も両方とも前に進まなくなります。


じゃあどう言うねん

これが僕たち大人の最大の課題ですね。

つい言ってしまいそうになる言葉をグッと堪えて、、、、。

「What 」

もしくは

「How」

で攻略していきたいところ!


「何かやらなあかんこと、忘れてへん??」

「今度からどうやってやるつもりなん?」

「どうやったらちゃんとやれそうや?」


全部関西弁になってますけど、ちょっとマイルドになりません??


実際僕は結構おっちょこちょいで、
家でもいろんなことをすっぽかしてしまいます(悪気はない)。
自分でも良くないなとは思っているんですが、、、


「なんで何回言っても同じことするん?!」

って言われると不貞腐れてしまいますが、

「何か大事なあれ忘れてへん?」
と言われるとかなりマシです。


否定が続くと余計とやらなくなる

なんだかんだ、人の話を聞くとか聞かないとかって関係性が大きいと思うんです。

プールの先生の言うことは聞くけど、学校の先生の話は聞かない。
だって嫌いだから。

あ、これ中学生くらいの時の僕ですね(笑)

嫌いまで行かなくて、たとえ家族でも
普段の言われ方一つで言うことを聞く聞かないはあると思います。

「なぜ?」を多用して日々問い詰め過ぎると
先ほどのようなネガティブな印象を受けて逆にやる気がなくなっていくこともあります。


人生で起こる疑問や、自分をさらに高めていく時、物事や相手を理解したい時、
「なぜ?」と考えることはとても重要なことです。

ですが、「なぜ?」と口に出して相手に問う場合は、
思っている以上に注意が必要みたいですね。


とはいえこっちの機嫌もある


うん、ここまで書いたけど

とはいえ、こっちの機嫌もある。

というのが保護者の本音と思う。

なので、毎回できなくてもいいです。
10回中0回だったことが、2回でも3回でもになれば
それだけでも全然違うんじゃないかな。


指導者って立場はお金もいただくし、できるけど。
世の中の親はすげえです。




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