神の寵愛を受けれぬ者の生き方

オリラジ中田さんの松本人志さんへの苦言動画が賛否分かれて話題になってるが、動画全部観たその感想は
「中田さん、そんなにお笑い好きだったんだな」
という、そしてそんなお笑いの世界では構造を変えるほど大変革を与えた存在であるダウンタウン松本さんに見向きもされなかった自分へのコンプレックスがこれほどあるのだなぁとも思った。
これを自分に当てはめてみても気持ちとしては分かるような気もする。
アニメーターとして一度は業界に入ってみたものの、自身の努力の方向が間違ってたせいかアニメーターとして何もできなかった自分。
中田さんの方は武勇伝で一度ヒットしてるので全然土台は違うとは思うが、笑いの神に見放されたと感じてるごとく、自分はアニメの神に見放された、寵愛は受けられなかった存在なのだ。
それでも、中田さんは自分に合うポジションを模索し続け、今はYouTube大学という素晴らしいコンテンツを作り上げた。
才能の世界は残酷で殆どが敗者となり寵愛は受けられない。であるがゆえ、そんな普通の人がどうポジションを作って行けばいいか。「勉強」で自分をアップデートして一目置かれるような存在になれるかのひとつの道筋を見せてくれた側面もあると思う。
神の寵愛を受けれぬ者の生き方を考える。
ひとつは中田さんのようにジャンルを少しづつズラしたり能力や活動のかけ合わせで独自のポジションを模索する。それでも諦められない人は地道にでもそのジャンルでやってみるしかないと思う。松本人志にはなれずとも自分の作ったお笑いが好きだと言ってくれる人がひとりでも現れることを信じて。

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