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素敵な花になれましたか。

こんばんは。吹き付ける風も冷たくなってきましたね。
ちょっと風邪気味ですが、なんとかやっています。

私事ですが(いつも私事しか書いてないけど)、本日誕生日を迎えました。
もう自分の年齢を忘れてしまうくらいには、何度も迎えた誕生日。
今年の誕生日もひっそりと年を重ねるのかと思っていたら。友人たちが誕生日パーティーを開いてくれました。

誕生日パーティーなんて、一生に最初で最後かも。
これまで友人たちにお祝いのメッセージやプレゼントをもらったことはあっても(すごくすごく嬉しいのは前提として!)、パーティーを企画してくれた友人は、今までいませんでした。本当にありがたい。

もうお酒を飲める歳も過ぎて、「あとはただ重ねていくだけだな」と思っていた誕生日が、途端に特別なものになりました。

料理が全くと言っていいほどできない私のために、友人が1人1品ずつ料理を作ってくれました。
炒飯に、味噌汁に、湯豆腐に、赤ワインで煮込んだ肉じゃがに、グラタン。
私の家訓は「熱いものは熱いうちに食え」(そんな家訓はありません)なので、料理は全部アツアツで、部屋には湯気が立ちこめていました。火傷必須で、私の舌も大喜びでした。

いつも仲良くしてくれている友人の他にも、2人のゲストを呼んでくれました。
私が尊敬する教授たち。お忙しい中来てくれてありがとうございますしかない。
お2人からもプレゼントをいただき、感無量。
私の学生生活は、お2人なしでは過ごせなかったでしょう。
制作の話、就活の話、人生の話……先生という存在と、ここまで割り切って話せたことはないです。2人のことを本当に信頼してるから、色んなことを話してしまうんですよね。

そして、いつも一緒にいてくれる心強い友人たち。本当にありがとう。
大学ではたくさんの友人ができましたが、この友人たち4人は、格別です。
私が苦しんでいる時も、悩んでいる時も、泣いている時も、そばにいてくれました。

去年は自分が自分じゃなくなってしまって、頭の中は「苦しい」「しんどい」ばかり。
家にいるのに、「どこかに帰りたい」と思っていました。
でもあの4人のいるところが、私の帰る場所だった。ぐるぐるとした黒い感情もふっと忘れられた。
笑っているだけで安心できた。私の安全地帯でした。

そんな4人が私の為に、料理の準備をしてくれて、お花もプレゼントしてくれて、私の為に行動してくれたことに、本当にありがたく思うのです。
こういう時、尊いとか、絆とか、そういう言葉しか出てこないのが悔しい。
それよりももっともっと深い、精神的繋がりを感じられたんです。

4年間で、こんな素敵な人たちに巡り会えて、本当に良かった。
受験に失敗して、何の土地勘もないまま入学したことに不安だったけど、間違いじゃなかった。私にはここに行く縁が繋がっていたんだ。

「置かれた場所で咲きなさい。」
今の大学へ行くことが決まった時、母から言われた言葉です。
私は、この土地で素敵な花になれたんでしょうか。
せめて友人たちにとって、思わず微笑んでしまうような花みたいな存在になれていたら、いいな。

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