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おしり争奪戦


「おしり」といっても、そういうアレじゃないんです。おしりかじり虫でも、おしり探偵でもないです。


じゃあ、釣りじゃないか!、って?


いや、そうじゃないんです。怒らないでください。ちゃんとおしりの話はするので。でも、アレじゃなくってソレでもなくって。


あー!もうっ!言葉ってむずかしいっ!!!


このまま説明をつづけてると、どんどん墓穴を掘って地球の裏側だか月だかにまでいっちゃいそうなので、さっさと本題にはいろうと思います。


ここでいうおしり=スイーツの「おしり」のこと。


いちばん外側、または、下になる部分を「おしり」と呼んでいます。


この「おしり」がわたしは大好き♡


たとえば、チューペット。

半分にわると、おしりが2つできるじゃないですか。このおしりのうちひとつだけに、持ち手がついてるんですよね。


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ちなみに、うちの家族は持ち手がついてる方を「バット」と呼んでいます。(みんなのうちはどうなのかな…? めっちゃ気になってきた)


わたしが好きなのはもちろん「バット」のほう。だってなんとなく量が多い気がするし、見た目もすっきりしてるし。


と、こんなかんじで、おしりにこだわって生きてきました。


スイーツの中でも、とくに「おしり」が重要になるのがケーキです。まるいケーキならなにも問題はありません。全員がおしりをもらえるからです。


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しかし長方形のケーキとなると、そうはいきません。たとえば、トップスのチョコレートケーキ。

(ここで暴露しておくと、かねけんくんの投稿を見てトップスに関する話を書きたくなりました。かねけんくん、ありがとー!)


見てのとおり、おしりが2つしかありません。


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こうなると家族間でおしり争奪戦がはじまります。


たいていはジャンケンで勝負します。子ども3人のほかに、なぜか母と父も入って5人でジャンケンをします。

もちろん勝った順に切り分けたケーキを選んでいくのですが、盲目的に「おしり」を選ぶと損をすることになりかねません。


ポイントは、おしり+大きさを見ること。


母のケーキの切り分け方は超ざっくりで、一番小さいカットと大きいカットの差が1.5倍になることもあります。

ここは落ち着いて、母が切り分ける様子を分析することが求められます。


母には「大きさを揃えよう」という考えは一切ないので、最初のカットがどうしても大きくなります。ここで「切りすぎた!」と感じると、次のカットが極端に小さくなります。


母なりにバランスをとろうとしているのはわかるものの、最後のカットはたいてい小さくなります。


つまり、長方形のケーキの場合、最後にカットした「おしり」はハズレということ。

最初にカットした「おしり」を選ぶのが正解というわけです。


こうして家族間で1/5の確率の「おしり」を奪い合うわけなのですが…。


うちの父は母が大好きなので、自分が勝つと母にあげちゃうんですよね。つまり、母だけはおしりを手に入れられる確率がつねに2/5あるということ。


父は甘し、愛は強し。



わたしも将来は、「おしり」をくれる人と結婚したいな♡



(おしまい)







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