見出し画像

「ありがとう」を言われたら「ありがとう」を返しましょう。


ピッ、ピッ、ピッ…「351円になります」

ガシャン。

「ありがとうございましたー」

「ありがとうございましたー」


コンビニとかスーパーとかレストランとか、自分が「お客さん」のときでも「ありがとう」を言うようにしている。

言うようにしているというとなんか強い意志をもってるようだけど、そんなかっこいいものではない。もはや習慣になってしまっていて止めることすらできないというのが現実だ。習慣というのは怖いものだ。


とまあ、自己満というか無意識にちかいレベルでやっていることなので、相手が無反応でも気にしていない。

たいていは「え?」という反応がかえってくる。これが90%くらい。で、何度か同じレジのおにいさんとやりとりすると、相手も勝手がわかってきて華麗にスルーしてくれる。これはこれでありがたい。

(毎回「え?」ってされると、こっちも「え?」ってなって、また「え?」ってなって…ザ・エンドレスw)


でもなにかしらの反応があるときもあって、それはそれでやっぱり嬉しい。

反応がかえってくる確率が高いのがスーパーのレジのおばちゃん、いや、おねえさまだ。

天気の話、コロナの話、腰がいたい話。基本的に話好きでサービス精神旺盛な彼女たちと他愛もない話をするのはほんとうに楽しい。


ただし調子に乗ってはなし続けるのはNG。後ろから刺さるような視線が飛んでくるからだ。あわててふり向くと、今にも目からビームがでそうな勢いでわたしをじっと見つめている。


バーコードをピッてやってるあいだは話してもOK。お金を払ったらすぐに会話をやめるのがわたしなりのマナーだ。


次に反応が返ってくる率が高いのが宅急便のおにいさん。自分から「ありがとうございます」を言うだけでなく、相手から「ありがとう」を言われることも多い「ありがとう」のプロはリアクションもプロだ。


「ありがとうございましたー」

「はーい、またおねがいしますねー」


好感度をあげつつ、きちんと仕事につなげるひとことも忘れない。ちなみに美容師さんも、ほぼおなじ反応をしてくれる。こういうリアクションのプロたちが5%くらい。


で、残りの5%が、コンビニでバイトをがんばっている留学生。彼ら(彼女ら)の反応はいつだって新鮮で、おもしろい。


というわけで。


「第一回!チキチキおもしろリアクションランキング」を開催したいとおもいます☆""ハ(´∀`*) パチパチパチパチ


**

第3位「こちらこそありがとうございます」**


(商品を買ってくれて)「ありがとうございます」

(商品を売ってくれて)「ありがとうございます」


このやりとりのあとに、さらに「ありがとうございます」をつけくわえるって、どんだけ感謝してくれてんだって。きっと

(ありがとうと言ってくれて)「ありがとうございます」

という意味なのだと勝手に解釈して、ひとりでニヤニヤしてます。

**

第2位「どういたしまして」**


Thank you

You’re welcome


英語の教科書の最初のほうにのってるやつですね。きっと日本語の教科書にも同じことがのっているんでしょう。

自信に満ち溢れた表情で、滑舌よく伝えてくれていることも、おもしろさに拍車をかけます。(本人はいたってマジメなので笑うのは失礼だと思いつつも、かわいくてしょうがないです)

**

第1位「いえ、たいしたことはしていませんから」**


去年、インターンで働いてくれていた中国からの留学生Tくんの口ぐせ。中国語でメールを書いてくれたことへのお礼へのリアクションも、10,000文字近い記事を書いてくれたお礼へのリアクションも、どっちも同じ。10,000文字の記事は「たいしたこと」だと思うんですけどね。


ちなみにこのTくん、お仕事をおねがいしたときの口ぐせも秀逸。


「かしこま!」


しゃべるときも、文章も、全部これ。だれのマネをしてるんだろう? とふしぎに思って聞いてみると、「プリパラ」というアニメの主人公らぁらちゃんの口ぐせらしい。

「男の子が使うとキャラがたっていいね」と言うと、気を良くしたのか決めポーズまで披露してくれた。



身長180cm以上の男の子が、このセリフとポーズ。いや、もう、ずるいでしょ。ギャップ萌えすぎるでしょ。

というわけで、リアクション大王はTくんにけってーい!

(あ、趣旨かわっちゃった)



いかがでしたでしょうか。

リアクション上手は、愛され上手といわれます。


リアクション上手への道は1日にしてならず。わたくしも精進をつづけたいと思います。


(おしまい)


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?