手帳を自作。全人類に使ってほしいノートで。
年末や年度末、文房具店に行くと、目立つところに設置されているのが、手帳のコーナー。多種多様な手帳が飾られているのを見ると、ああ今年も1年が始まるんだなと、買わなくてもわくわくする。
そんな私だが、数年前から手帳を買っていない。でも手帳は使っている。
どういうことかというと、A5サイズのノートを加工して使っているのである。
手帳を自作しようと思った理由
市販の手帳を使う上で、私の中で最もネックになっていたのが「メモページ問題」である。
手帳のページ構成は、それこそ多種多様だが、大別すると2タイプ。
まず、カレンダーページとメモページが別々になっているタイプ。前半がカレンダーページ、後半がメモページ、みたいな。これは、メモ欄の自由度は高い。ただ、ライフログとして見返す時のことを考えると、その月のメモはその月のカレンダーのそばにあってほしい。
もう一つは、カレンダー・メモ欄・カレンダー・メモ欄・カレンダー・・・となっているタイプ。でも、こういうタイプは、メモしすぎてページが足りなくなったり、逆にメモ欄がめっちゃ余ったりする。
悩ましい。私の不満を解消し、なおかつ、安くておしゃれな手帳が欲しい。
しかし、そんなわがままを満たす手帳など、どこにもないのである。
ということで、自作することにした。
作り方
作り方はいたって簡単。
「自作」と言っても、ノートを手帳にするだけだから。
①まっさらなノートを買う。
②カレンダーを印刷して貼り付ける。
③次のページからはメモとして使用する。
④月末に翌月のカレンダーを次のページに貼り付ける
(以下、③④の繰り返し)
カレンダーは、みんな大好き「ちびむすカレンダー」
自作手帳のメリット
手帳を自作してみて感じたメリットは以下の通り。
1.自分のペースで書き込める
メモスペースの大きさを自由に決められるので、ガンガン書き込めるし、写真や資料などもどんどん貼れる。
1年で使い切らなくてもいいし、逆に1年で数冊にまたがってもいい。
あらゆる制限から解放されるのはうれしい。
2.唯一無二のオリジナルデザイン
表紙が無地のノートと透明のカバーを選べば、好きにカスタマイズできる。
好きなキャラクターや推しの写真、ステッカーなど可能性は無限大。
お気に入りの写真を持ち歩くだけで、気分が上がるし、飽きたらほかの写真と入れ替えれば、気分転換にもなる。
また、意外と目立つようで、ふとした機会に「手帳の表紙、すてきだね」「そのイラスト、自分で描いたの?」と声をかけられることが多くなったと感じる。
3.そのまま自分史になる
使い方の自由度が高い「自作手帳」は、写真やカードなどを貼って残すのに最適。
また、使い切ったノートには、とても愛着がわく。
私の場合、旅行先の思い出の写真やパンフレットの切り抜きなどをコラージュ風にして貼り付けることもある。
たまに見返すと当時の空気に触れたようで、懐かしさに浸れる。
デメリット
1.カレンダーを印刷したり貼り付けたりするのが面倒くさい。
2.数カ月先の予定を書き込めない。カレンダーがないから。
→私は2カ月先のカレンダーまで印刷し、折りたたんでカバーのポケットに差し込んでいる。また、付せんに「8月6日、○○○○」など書いて今月のカレンダーに貼っている。
総じて、めんどくさがりにはおすすめできないかも。
◎MDノートがおすすめ!
私がオリジナル手帳におすすめするのは、株式会社ミドリカンパニーのMDノート<A5>方眼罫(176ページ)。
いや、これほんとに全人類に使ってほしい。
方眼罫は、表やリストを書いたり、文章を囲ったりするときに便利。
中でも、このMDノートは、個人的に「最高の方眼ノート」だと思う。
まず、書き心地。引っ掛かりが少なく、すらすらと書ける良質な紙は、書いていてノンストレス。字をきれいに書こうと思える。
少し黄色がかった用紙は目にも優しく、インクの裏写りもほとんどない。
しっかりと糸でとじられた冊子は耐久性も抜群だ。
そして何より、方眼の線の濃さが最高。一般的な方眼ノートより薄いインクで罫線が引かれているため、書いた文字がはっきり見える。
主張しすぎない方眼。とても良い。
モレスキンやロルバーンも試してみたけど、やっぱり罫線が濃い!
ちなみに妻にこの話をしたら
「ふーん、全然わかんない」(細かいことを全く気にしないタイプ)
あと、比較的安価なのもうれしい。
カバーと合わせて1,000円ほど。ページ数も多いから2年ぐらいは使える(カバーは耐久性があまりないので1年ぐらいで買い替え)。
ちなみに、このノートに合わせるペンはuniのジェットストリーム0.38をおすすめする。
書き味の滑らかさと5mm方眼に書き込める線の細さを両立したこのペンは、MDノートに書き込むためにあるのではないかと思っている。
まとめ
お気に入りの手帳と出会えていない方、自分だけの手帳を持ち歩きたい方、そして手帳を思い出として残したい方は、手帳の自作をおすすめします!
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