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季語・春分:俳句幼稚園

揺るぎなく暦が示す春分日
春分にめくり忘れたカレンダー
春分や地球は一つのはずなのに

ゆるぎなくこよみがしめすしゅんぶんび
しゅんぶんにめくりわすれたかれんだー
しゅんぶんやちきゅうはひとつのはずなのに

春分の日は祝日。「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」だとか。
春分は地球上のどこにいても昼と夜の長さが同じになる日。

1句目は、この先数百年以上、春分の日がいつになるのか計算できたり、多分世界共通で春分が規定されてることがすごいと思って詠んだ。
2句目は、今日の実体験。もう春分の日になってるのに卓上カレンダーが1.2月のままになっていた。あまりチェックしない場所に置いてあったんだけど、あてにされてないカレンダーも少し気の毒だ。
3句目、地球上で同じ日、同じ現象があって、共有できることもあるのに、命を守ること、他人を殺めないこと、人を傷つけないこと、何よりも大事と思うのだけど、何故できないのかと悲しくなる。一つしかない地球に世界がたくさんある。