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季語・雪柳 雲雀(リベンジ):俳句幼稚園

花散りて地面埋める雪柳
  → 雪柳散りて足下白く染め

はなちりてじめんうずめるゆきやなぎ
  ゆきやなぎちりてあしもとしろくそめ

推敲ポイント:「花」だけで季語になるので季語が重なる 基本的に咲いてる姿が美しいので「散る」表現には気をつける。マイナスイメージは避けた方が良い。句を読んだときの目線が上から下に流れるようにしてみたらどうか、とのお言葉をいただく。
季語にはそれぞれの個性があって、その良さ、美しさをできるだけ引き立てるような句が望ましい。難しいけど、挑戦あるのみ。

これすべて我の世界や揚雲雀
→揚雲雀世界のすべて見渡して
 揚雲雀その身全てに大志秘め

これすべてわれのせかいやあげひばり
  あげひばりせかいのすべてみわたして
  あげひばりそのみすべてにたいしひめ

推敲ポイント:我の世界やの「や」を使ってるとそう思っているのは読者になる。雲雀の景色を詠むのであれば、もう一工夫必要。
橘鶫さん推敲案:これ全て我の世界の揚雲雀
紫乃先生:ここ全て吾の世界なり揚雲雀
表現は一つではないって気づきました。ありがとうございました。

ヒバリは、大好きなスピッツのデビュー曲のタイトルにもなってるから、思い入れが深くて、その分とっ散らかってしまった。勢いがあって動きがあって溌剌としながら孤高な感じもして、好き。雲雀の季語の日は「ヒバリのこころ」をヘビロテで聴いた。多分あるある。


業務連絡:リョウコさんへ、街で見かける雪柳は今日のトップ画像が一番わかりやすいように思います。柳は木の太めの幹の上の方から枝が出てその枝に芽や葉が出てくる感じですが、雪柳は細めの幹が複数出ていてそれぞれに細めの枝が出て、その枝のほとんどに白くて小さくて可愛らしい花が無数についている感じです。私は写真のアップはしないけれど、検索するとたくさん出てくるので見てみて!写真だけでも花は癒やされますね。