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今年のクリスマス

イベント事は、基本的には苦手。どちらかというと平常で穏やかで日々淡々と過ごすのが好きだし性に合ってる感じがする。
この時期を彩るイルミネーションとかデコレーション、キレイだな~って思うときもあれば、電飾がケバケバしく感じたり不自然な照明で木々は疲れないか、とか電力の消費で環境に負荷がかからないかみたいな、捻くれたことを思ったりすることもある。
良いと思えること、良くないって思うこと、一定では無くて所々で転回しながら脳裏を過ぎる。クリスマスは丁度冬至と時期が重なる。冬の寒さはこれから本番だけれど、短くなった陽が一日ごとに長くなってゆく、何となくこれからに希望を感じる、そんな想いも持つ。

キリスト教などの信者ではないから、主イエスキリストの生まれた神聖な日なんて認識はなく、この季節に定着したイベントって自分の中に位置づけている。積極的に祝ったり大騒ぎして賑やかしたりするタイプではないけれど、例年それなりの感慨はある。

今年は、利用者さんからクリスマスカードをいただいたのと、盟友からのラインのメッセージをいただいたのが印象的。自分のことを気にかけてくれる人がいるって事実がただただうれしくありがたい。

イブは家族皆仕事だし、今日も息子は出勤。クリスマスのための特別な食卓を整えたり、飾り付けやプレゼントの交換なども無縁。
ただ、夕食には出来合いのチキンとかお刺身を主菜にして、夫の好物だけで作ったスープを添えた。デザートは血糖値がヤバい年齢なのでケーキではなくてロールケーキ。実はクリスマスを言い訳にした手抜きだったりするけど。それらしく多少は演出。

昔は、本来の目的を見失って大騒ぎして~みたいに顰蹙ものだと否定的だった時期もあるけれど、子育ての時期にはサンタクロースを登場させてみたり児童館とか保育園のイベントで鍛えられたり、そんなに目くじら立てないで楽しんでも良いんじゃないかって思えるようになった。

現在は否定も肯定もなく、単に季節の風物詩って思うだけ。だけど、その時期、その時期のイベントは生活を活気づけてくれる。ダラダラと続く時間に点々と印を付けてくれるようなものだ。それに疲れるようでは困るけれど、生活の彩りとして少しだけ非日常な何かを添えてみるのは良いものだと思う。