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八つ当たりってわかってるけれど

昨日、不快な気分だったのは、曇天で暗かったせいもあるけれど、1本の電話に苛立ちを覚えたから。しょうがないことで、電話の主が悪いのではなく本当に仕方がないことだと理解してるけれど、行き場のないモヤモヤが根強く残ったから。

担当してる利用者さん、ご家族で看ることが難しく、施設入所の待機のためショートステイを利用している。数週間くらい短期入所施設に滞在。
その施設で例の感染症が発生。ご本人も発熱したので施設では看られません、家に戻って下さい、ということになった。発熱して検査して陽性と確認。家族は協力的なので家に連れてきた。当時自宅療養は1週間だったか10日だったか。当然ご家族も濃厚接触者の扱いとなる。
入院できず、家で看るしかなく、陽性判定出てしまうとデイサービス、訪問介護なども対応できず、家族介護するしかなく、その結果、褥瘡発症してしまった。
そんな状況の利用者さん、療養解除になって短期入所施設に戻って皮膚科受診を促され残暑厳しい中受診したら、その夜に発熱。夜10時過ぎに迎えに来てくれと連絡してきて、日付けが替わってからまた家に戻された。翌日、検査したら再度の感染。検査したクリニックの先生が保健所に連絡してくれてその時には入院療養ができたのだけど。

そんな経緯のあと、ショートを再開して、褥瘡は良くならないし発熱があってまた家に帰ってくれと言われて今また自宅療養。褥瘡の炎症の熱かもしれないし、陰性で37度前半の熱なら大目に見てくれないかと思ったりする。介護力が見込めないから施設入所を希望しているんだし。褥瘡改善しなければ同じ事の繰り返しになってしまう。
そんなショート事業所の相談員から、その方のために取ってある部屋をキャンセルしても良いかと連絡があった。
言いたくないけれど、一番最初に感染したのってショートに滞在中でしたよね。あなたの施設、特養も併設してますよね。家族対応で褥瘡酷くなったって批判めいたこと言ってるけれど、家族もいっぱいいっぱいで、代替サービスもなくて孤軍奮闘してるんです。って言いたくなった。少し口にしてしまったけれど。
施設には施設の決まりがあるし、それは仕方ないことってわかっている。わかってはいるけれど、家族の負担も重いし、それは本人にとっても良い環境とは言い難い。利用者にも事業者にもいろいろ事情はある。だけど、ショートできちんとしたケアを受けられれば本人も家族もその方が良いのにな~って感じてしまう。
コロナ禍は誰の責任でもなくて、それ相応の対応が定められているし、施設や介護サービス利用にもそれ相応の決めごとがあるから、今回誰も何も責められないけれど、一番弱いところに負担が集中するんだよな~ってやりきれない感じ。
お部屋キャンセルの件は、ご家族に状況を確認して意向を確認し数日分をキャンセルすることになった。ご家族よく理解してくれてるけれど悩ましい。
ものには言い方ってある。その内容だけじゃなくて担当の相談員のどこか他人事な感じの態度とか言葉使いにイラッとした。心を痛めてるって感じが伝わればまた違ってきただろうけど、誰かに言わされてる感とか機械的な物言いをされた感じが不愉快。上手く受け止められない自分もイマイチなのかもしれないけれど。