見出し画像

季語・藤:俳句幼稚園

藤色の薬瓶のあり歯の治療
園庭に藤花香り鬼ごっこ
待合で藤棚眺む熱の朝

ふじいろのやくびんのありはのちりょう
えんていにふじばなかおりおにごっこ
まちあいでふじだなながむねつのあさ

今朝の紫乃先生の同じ季語で詠んでみては「藤」香とか色とか優美で高貴な印象のある花だな~って思う。
藤は自分の記憶の奥底にあって、懐かしさを掘り返してみた感じ。
1句目、現在歯科に通院していて、治療ユニットのテーブルに薬の瓶がいくつか並んでいる。ガラス瓶はきれいだなって感じる
2句目、幼稚園ではリアルに「ふじ組」だった。年中さんからの2年保育だったけれど、もう一つの年中は「さくら組」お寺さんが運営してるからなのか、5歳児の所属にしては渋いな~って思う。藤の木は池の畔にあったような気がするけれど朧気。秋の銀杏は強烈に記憶している。
3句目、子供の頃のかかりつけの内科の診療所には、玄関の手前に大きな藤棚があった。すごく印象的に覚えている。待合室は和室で畳で座布団敷いて座ったり横になったり、冬は火鉢が置いてあった。