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水族館の何を楽しんでいるんだろう?

疲れた。

そろそろ現実から少し離れた世界に行きたい。

そう、今とても水族館に行きたい。

水産学部を卒業するくらいには魚が好きで、それは社会人になって魚達とは関係ない分野にいる今も変わらない。

前回水族館に行きたいなぁと思った時は、コロナの影響で首都圏の水族館はどこもクローズしてた。

果たして今回は行けるのか?

そう思った時にふと思った。私は水族館の何を楽しんでいるんだろうと。

勿論、魚を見ることを楽しんでいるのはそうなのだけれども今はライブカメラ映像を流してる水族館もあるから動いている魚がみたいからって何もわざわざ電車を乗り継いで向かう必要はない。

身体を使った体験コーナーだったりスイッチおしたら音が流れたりするコーナーはあれど水族館の基本は「見る」だからそれだけなら動画でも十分満足できる。

匂い?

動物園なら独特の匂いがあるけど、水族館はショープールかペンギンがオープンなスペースで暮らしているところにいかない限りはこれといって特徴的な匂いはしない。

雰囲気?

確かに少し暗い館内を歩く楽しさはあるし、まわりはデートや遠足、家族とのお出かけで楽しそうな空気感が伝わってくる。

イルカのぬいぐるみを買ってもらった小さな子とすれ違ったり、お土産コーナーで欲しいもの買ってもらえなくて号泣してる子がいたり、子供に初めて魚をみせにきた夫婦がいたり。

いいことが沢山あるけど、裏を返せば他の人の色々な影響があるから本当の意味で1人でじっくりというのは難しいかもしれない。やはり動画が最強なのか?

こんなに動画でいいんじゃない?ってことを書いておきながら水族館へ行きたい欲は増していくばかり。

多分私は好きを共有したいんだと思う。

魚が好きで魚ばっかりみているようで実は魚をみている知らない人と魚の可愛いさや面白いという気持ちをどこかで共有というか、心の中で一緒に「かわいいね」って言い合える空間を求めているのかもしれない。

無駄にガチャガチャコーナーで悩んだり、人気の水槽の前で順番待ちしたり、暗くて泣いてる子供をみてあらあらって思ったりできるあの空間が恋しくて仕方ない。

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