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FIRE専業主夫の飲み会の服装

今夜は元勤務先の先輩、後輩との飲み会。
久しぶりに集まって、旨いものを食おうとお誘いいただいた。

旨いものには目がない先輩。いつもくだらぬ馬鹿話で笑わせてくれる後輩。
専業主夫はいつでもフリー。
もちろんYESと返事した。

しかし、なぜ今日水曜日なのか。
答えは明確だ。
二人とも定年後再雇用で継続勤務をしているが、普段はリモートワーク。
だが、水曜日は数少ない出勤日なのだ。

と言うことは、彼らはスーツ姿で現れることになる。
さて、僕はどんな服装であるべきか?

このところの連日の猛暑。
できることなら短パン、Tシャツ、サンダル姿で出かけたいところだが…。

やはり彼らに合わせて、襟付きシャツとスラックス姿で出かけるか。

専業主夫の僕は、現役で働き続ける人たちに、つい気後れしてしまう。
「不労者」「落ちぶれたヤツ」「社会からの落伍者」… 
そんな風には見られたくない。

これまで38年間も働いて、自らの意思で選んだ退職・引退・FIRE専業主夫生活の道。
何も悪いことはしてないはずなのに、何故か後ろめたさを感じてしまう。

「人生100年時代」[元気なシニア」「年金繰り上げの推奨」「働ける内はいつまでも」なんて、巧みに政府プロパガンダに洗脳されてしまっている。

「人生に働かない自由だってあるはずだ。」

そして、ふと僕は思った。
働きたくても働けない人たちがいる。

病気の人、障害のある人、様々な事情で。
子育て中の専業主婦だってそうだろう。

「彼ら彼女らは、どんな思いで働く人たちを見ているのだろう。」
なんだか、急に切ない気持ちになってしまった。

やっぱり、働く人も、働けない人も、働かない人も、それぞれ堂々と過ごすべきだ。恥じることは何一つない。

よし、今日は、短パン、Tシャツ、サンダルで出かけよう。

But, 待ち合わせ場所に現れた二人を見て驚いた。短パンTシャツ姿ではないか。

会社で着替えてきたらしい。

こう暑いとね。
以心伝心、FIRE専業主夫を慮ってくれたかのような二人。

この気遣いに感謝。

つづく



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