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なぜ働く? 同期会参加で思うこと

元勤務先の同期会に参加した。
1985年4月、僕らは東京本社の企業に入社。凡そ250人ほどの新入社員がいたはずだ。その内の約40人が初配属で大阪支社勤務となった。

今夜の集いは、その大阪支社配属組の生き残り8人が東京 北品川の居酒屋に集まった。初配属から39年。定年を待たずして辞めた者もいれば、国内外を転々としてきた者も多いが、世話好きな同期のY君が半年毎に同期会を取り纏めてくれる。

紆余曲折を経て、東京近郊に住む十数人の新卒大阪支社配属同期の内8人が集まった。
2人は定年後に他社で再就職。5人は元勤務先での再雇用・嘱託社員として働いている。無職は僕だけで、何となく居心地の悪さを感じた。

だれも役員にはなれず、あまり出世には恵まれなかった僕ら同期だが、待遇は決して悪くなく、金銭面では恵まれていたと思う。
にもかかわらずだ。いったい、皆はいつまで働くつもりなんだろう?

同期会は、毎度おなじみの若かりし日のネタで盛り上がる。
いじられ役、いじり役、始終しゃべっている奴、無言で微笑んでいる奴、昔から役柄は変わらない。
39年間、それぞれに色々あったはずだが、おかしい程に皆昔のままなのだ。
但し、容姿はすっかり変わったが...

その昔、管理職となり部員のマネージメントに苦しみ、空回りの日々を送っていた。その頃に感じた「人は変わらない、変われない」という事実。
昔を思い出しながら、妙に納得してしまった。

ところで、今日久しぶりに品川の街を歩いて驚いた。
いよいよ品川駅周辺の大規模再開発が進んでいるのを目の当たりにした。

2003年に東海道新幹線品川駅が開業し、品川港南口が大きく発展してから間もなく四半世紀になるが、今度は高輪口を中心に京急電鉄絡みの再開発が行われている。

あらためて歴史を調べてみると、1880年(明治13年)頃は、まだこの辺りは「海」だったのだから、びっくりしてしまう。

国土地理院の地図 1880(明治13)年-1886(明治19)年ころの湿地

JRと京急による複数の再開発プロジェクトの全体完成予定は2036年とのこと。
僕の健康寿命はギリギリと言ったところだろうか。

なんとか見届けてみたいものだ。

つづく。





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