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ベリーズ日記 2024.04.20 マヤ 農業

 今日は、モパンマヤ族のおじさんと約束していた農場訪問の日。おじさんは、現在コックスコーム自然保護区になっているジャングルに、20歳になるまで家族で住み、ほぼ自給自足の生活を送っていた人。80年代後半にコックスコームが自然保護区になった際に移住を迫られ、今はハイウエイ沿いの街マヤセンターに住んでいる。

自然保護区へは、ハイウエイからダートの道を30分ほど西進する。

 8時半にマヤセンターで会う約束で、7:45分のバスに乗れるように家を出た。ところが来たバスは満員で、手を振る私を無視して通過。おじさんにごめんなさいの電話をして、次のバス。絶対に乗れるようにターミナルまで歩いた。

 マヤセンターには10時に到着。おじさんに連れられて農場へ。政府によって30エーカーごとに区切られた森の1区画を年150BZDで借りて耕作しているのだそう。ケミカルを一切使わず、自然の力だけで育てている。

いろんな作物が混作されている。

 植えられていたのは、バナナ・プランテーン・グアバ・パパイヤ・サワーサップ・クラブル(とかいう小さなフルーツのできる木)・パイナップルそのほか20種類以上。正直、名前が覚えきれなかったほど。マヤの人々が料理に色付けで使う小さな赤い実のなる木、煮物に入れて一緒に煮ると病気にならなくなるという葉をつける木、屋根を葺くために使うというバナナによく似た葉を伸ばす木(その葉は触るとプラスチックのようで、葺いてから15年以上もつそう。枯れて茶色になっても、しなかやさを失わない不思議な葉だった)なども植えられていて、本当にバラエティ豊かだった。

今は乾季。でも、泣きそうな空。

 来週から土曜日にお手伝いにくることに。報酬はないけど、今日その場で飲み食いさせてくれたココナッツジュース(目の前で落として、目の前で皮をはいで飲ませてくれた。甘すぎずさわやかな味で最高でした)とかオレンジとか、いや、そんなんなくても、そもそも経験が大きな対価。
 7日後が本当に楽しみ。

おじさんはモザイク付きで。