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日本の家づくりは夏を旨とすべし-第11回 ゆる和室らじお 『和室の夏対策』

「第11回 ゆる和室らじお 『和室の夏対策』」がアップロードされました。
こちらです。

今回の収録は7/31にインスタライブ(@dessart_spoon)で公開収録したものです。また予告なくライブ収録になるかもしれませんが、お楽しみに!

日本の家づくりは夏を旨としべし

吉田兼好『徒然草』第55段の一文ー家の作りやうは、夏をむねとすべし。
有名な一文なので、聞いたことがある方も多いかと思いますが、夏の住み心地が悪い家は耐え難い。と続きます。他にも、浅く流れる水は涼しげであるとか、高い天井は寒い。なども書かれています。
書かれた年代は1330年くらい鎌倉時代です。
やっぱり、夏は暑かったのですね~。

簾(すだれ)はおすすめです!

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こちらは一般的な簾。窓やベランダに使う簾です。ちょっと風を多めに入れたいときは下のほうから巻いたりできます。デザスプに設置した簾は外国産のものでしたが、何と言っても安い!そして、簡単に取り入れられるのが魅力です。

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こちらが話に出てきた『よしず』。
ネットでは国産のものも販売されていました。縁側に大きく立てかけたりすると本当に夏っぽくて、おしゃれですね。

家の中も衣替え!

簾を出したりしまったり、簀戸(すど)という夏用の建具もあるそうです。家の中を衣替えするなんて、楽しそう~~!と思った私です。みなさんも夏と冬で何か家の中を入れ変えていますか?何気なくやっていることも多いような気がしました。

キーワード
簀戸(すど)-網戸と同じ役割の建具
戸袋(戸袋)-建具の収納場所

涼しさを感じる季節のアイテムが多い!

団扇(うちわ)や風鈴、ござ、蚊取り線香など見るだけで夏とわかるし、涼しさを感じさせてくれるアイテムもたくさんあります。食卓ではガラス食器や水や氷なども用いて、目で耳で、あの手この手で涼しさを感じようとしています。
いかに日本の暑さがしんどかったのか、それとも、涼をとるというアイデアを楽しんでいたのか、様々な工夫が面白いです。

建築的夏対策とは!?

太陽光の角度を考えた庇(ひさし)、壁が少ない開放的な空間、土壁による温度調節機能、にも湿度調節機能があるなど、建物としての夏対策がなされています。そんな工夫をあまり意識できていないほどに、すぐピッ!とエアコンをつけてしまうのですが・・・ちょっと目を向けてみてはいかがでしょうか。

和室を知っていくうちに、和室への興味が湧き始めてきました。いろんな和室を体験してみたいなぁ~、と思いますが、まだちょっと敷居が高い!?ような気もしています。次回は、私たちが感じる『和室のかわいい』について、話してみたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに!
コメントやメール(yuruwashitsu@gmail.com)でも、和室のこと・質問・疑問などなど、お便りお待ちしています。

話しているメンバー

■デザート*スプーン katoryo* ボードゲームカフェ&ショップ
 デザスプホームページ https://des-s-art-spoon.com/
■さいえ 寺井 メイドインジャパンの器などのオンラインショップ
 さいえホームページ https://cayest.net/
■建築設計士 内田 建築設計室Morizo-
 建築設計室 Morizo- ホームページ http://morizo-archi.com/

以前のnoteでも自己紹介しています。


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ゆる和室らじお | POTOFU


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