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働いていた時のわたし

今日は
前職の時のわたしについて。

前職は看護師です。
新卒から同じ総合病院で働いていました。

はじめに配属になった部署は
自分がやりたかった分野です。
脳神経
主に見ていたのは神経難病の方や脳血管疾患の方。
介護度が非常に高く
意思疎通ができない方も多かったです。
人工呼吸器をつけた方もいました。
自分が興味を持って
やりたいと思った部署だったこともあり
勉強することも楽しかったです。
毎日ヘトヘトでしたがやりがいを感じていました。
しかしやりがいを感じると共に
疲弊し余裕がなくなり
心を閉ざしている自分がいることに気がつきました。
その後、
色々とあり看護師を辞めようと思っていた矢先に
異動の辞令が出ました。

異動の辞令が出たのは
看護師になって3年半。
辞めたい意志を伝えていた師長に別室に呼ばれ
1ヶ月後に異動と告げられました。
循環器
わたしの最も苦手としていた分野。
看護師を辞めようとしていたわたしは
泣きたい気持ちになりました。
わたしが泣きたいと思っていたのですが
それより先に師長が泣いていたのです。
本当の理由はわかりませんが
師長がこの部署に来て初めての人事異動だったため
色々な思いが込み上げたのだと言われました。
そして手渡されたのは
新しい部署の師長からの手紙。
実は新しい部署の師長は
わたしが1年目の時に
新人全体の教育担当だった方でした。
「一緒に働けるのを楽しみにしています」
この一言と師長の涙で
もう一度頑張ろうと思ったのです。

そして異動先へ。
異動後は戸惑いながらもがむしゃらに働きました。
余裕がないのは変わりないですが
環境が変わったことで
心を閉ざしていた自分が
変わっていることに気がつきました。
他にやりたい分野もあり
訪問看護の実務研修に半年出させてもらいました。
この研修は
本当に勉強になりました。
(これについてはまた今度)
その後、自分には荷が重すぎてできないと思っていた
臨床指導者をしてみないか?という声がかかりました。
やるかは悩みましたが
推薦してくれる人がいるならとやることにしてみました。
2ヶ月の研修を経て
臨床指導者になったのですが
これが人生の転機になりました。
臨床指導をすることで
また新たなやりがいを感じたのです。
(これもいつか書きたいと思います)

仕事にも仲間にも心を閉ざしたわたしが
また心を開いて
人を育てる立場になったのです。
これだけ言うとすごい変化ですが
今でもわたしは心を閉ざしていたことで
人に頼ることが下手になってしまいましたし
弱いところを見せられないこともあります。
徐々に向き合って改善したいなと思います。

今は子育てに専念していますが
少しずつ成長していきたいなと思ってます。

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