赤ちゃんという「人」

今日は、初めて娘を知らない人に触られた。
たまにSNSで「赤ちゃんに触らないで」という発信を見かけて、他人事のように見ていたのだろう、今日初めてそれをされて、なんとも言えない気持ちになった。

お肉屋さんで、お肉を買っていた。
するとそばにいたおばあちゃんが「かわいいねえ」と一言。
そこで泊まってもらえたらよかったのだけれど、突然手を伸ばしてきた。
えっと驚いたが、声が出ない。

気がついた時には娘の足を一撫でしていた。
なんとなく、いい気持ちはしなかった。

感染症が盛んだから、とか最もそうな理由ではない。ただなんとなく嫌だった。
だって、普通知らない人の体に触ったりすることってしないじゃないか。
知らない人の体に触れるのは、満員電車に乗っている時とか、どうして接触しなければならない人口密度の時だけ。

突然「こんにちは」と言われて、足はおろか手でも触ってこられたら、ゾッとする。
こういった「赤ちゃんを触る」という行為は、赤ちゃんである彼女を「ひと」として見なしていないからではないのか。触ったら不快に思うだろう、失礼にあたる、そういった敬意をはらえていれば、そういったことはしないと思う。

理由はともあれ、今日はそれをすごく後悔した１日になった。
どうか、赤ちゃんといえど人として尊重される社会でありますように。