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【2通目】病気の進行度や重症度と入院は関係ない理由

~病気になっても毎日を心豊かに過ごせるわたしであるために~
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ほとんどの方が、「病気が進行したら入院だろう」と思うかもしれないけれど、そんなことはありません。
 
在宅医や訪問看護師(在宅チーム)からは、「自宅は無理」と言うことはありません。
(病院関係者は「自宅は無理」と言うことがあります。なぜなら彼らは自宅で過ごすことをイメージできていないから)


私たち在宅チームから言わせていただくと、
あなたと家族が「家で過ごしたい」と希望するのなら実現できます。
病気の進行度や重症度は関係ありません。

入院を選ぶ判断基準は、あなたや家族の「不安」の程度になってきます。

「痛みがつよくなったらどうしよう」「苦しくなったらどうしよう」
⇒現在の在宅医療は、病院での緩和医療と同レベルのことが実施可能です。
 終末期特有の痛みや苦しさに対しても、症状を楽にするための医療用麻薬を使用します。点滴や酸素も自宅で受けることができます。それらの医療管理も含め、つらい症状がみられても早期に対応するために、在宅医や訪問看護師がサポートいたします。

「家族に迷惑かけたくない」
⇒多くの方がこの気持ちを持っています。
でもあなたが思うほど、家族は「迷惑」とは感じていません。
むしろ「私にできることはしてあげたい」という気持ちを持っています。
あなたの大切な人が同じ状態だったら、あなたはどう思いますか。
家族の気持ちに気づけると、あなた自身の気持ちも楽になるかもしれません。
そして、実際に家族へ介護負担をかけないよう、訪問看護やヘルパーなどの在宅サービスを利用することをおすすめしています。
家族の最大の役割は、食事の準備、そして何よりあなたとの「おはよう」「おやすみ」といった何気ない会話です。
今の時代、介護のために仕事を休む必要はありません。

これらの体制を整えても、
「医療者が常にそばにいないと不安」「家族に迷惑をかけている気持ちがぬぐえない」と思う方が入院を選んでいます。
 
でもそれって、あなたらしく生きることをあきらめていませんか?
 
自宅で過ごすことが難しくなっても、
あなたにとって居心地のいい場所はどこでしょうか。
あなたらしくいられる場所はどこでしょうか。

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限られた時間のなかで、あなたがどう生きていきたいのか、お話を聞かせてください。
そしてこれからの過ごし方を一緒に考えていきましょう。
これから先のことが不安でどう生きていきたいのかわからないという方も、
自分の気持ちを言葉にして対話を重ねることで、気持ちの整理ができたり、自分自身が何を大切にしているのか再認識できたりします。
公式LINEより「お問い合わせ」ください。


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