【不妊治療記録vol.26】初めての採卵と”?”な結果
朝絶食で迎えた初めての採卵
前日の夜ご飯は特に制限なく食べ、その後ブリセリン(点鼻薬)と注射(ガニレスト)を済ませ早めに寝た。当日は朝食はなし、飲み物も水のみとの制限があった。朝8時に採卵受付のため、私たち夫婦にとってはかなり早く起きてクリニックへと向かった。
受付を済ませると、実家に仮住まいのため精子を持参できない夫はクリニックのお部屋を間借りして精子を採集する。私は保健室のような部屋に通されて着替えを済ませるとベッドに寝転がって待つことになった。
ベッド当時はカーテンで区切られているためお互い顔が見えないが、少なくとも
5名ほどはいそうな雰囲気がした。横たわっていると看護師が湯たんぽを持ってきてお腹に乗せてくれた。朝イチのためまだ院内の暖房の効きがイマイチだったため、そのような気遣いがあったのかもれしれない。
点滴、そして採卵
静脈麻酔を選択していたため、その前に抗生物質の点滴があった。点滴が終わりしばらくすると看護師に呼ばれてすたすたと採卵室へ向かった。
内診台と同じ椅子に座り、名前と生年月日の確認を受ける。先生の手には細長いフェンシングの剣のような針があった。これを卵巣に刺して卵子を採取するようだ。
そして麻酔が入り、気がつくとベッドに寝ていた。看護師に事前に渡していた生理用パンツ+ナプキンを穿かされていた。看護師によれば採卵が終わって10分ほどしか経ってないとのことだった。
以前FT手術を受けた時は目覚めても意識朦朧としていたが、採卵の時はスッキリ目が覚めて、その後点滴が終わるまで眠くはならなかったが、やることがなかったので寝た。FT手術の方が麻酔の量が多かったんだろうか?途中看護師が入ってきて膣の中に詰められた綿を取り出していた。余談だがマジックの旗みたいだった(!?)
再び看護師が入ってきて採卵結果の紙を手渡される。そこには”採卵数7"、そして”すべて顕微受精”との文字があった。確か私は半分ふりかけ法(体外受精)、そして残り半分を”顕微受精”としていたはずだった。どうして顕微受精だったかはまた別の記事に書こうと思う。
気になる痛みはゼロ
卵巣にあんな長い針をブスブス刺すのだからきっと痛いかと思っていたが、本当に採卵したのかな?というくらい終わった後ももちろん痛みはゼロだった。採卵すうが7個だったのもあるかもしれないが、出血もなくFT手術くらいあっけなかった。
ネットを見ていると3日後などに受精結果だけ電話やメールで教えてくれるところが多いみたいだが、私の通っているクリニックでは10日後の診察の際にいくつ胚盤胞(5日培養した受精卵、比較的妊娠率が高い)ができたのかなどを報告するとのことだった。次回の診察まで時間もあったことから、私たち夫婦は一旦シンガポールへ戻ることにしたのであった。
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