精神科医が考えた「心療内科・精神科の上手なかかりかた」(初診編)
「このくらいのことで受診しても大丈夫なのかな…」「初めてだと緊張してしまって…」「一体何を話したらいいんだろう…」という方のために
精神科医目線で「これを教えてくれると助かる」「短時間で効率よく伝わる」受診のコツ教えます!(あくまで個人の見解です)
①一番困っていることを伝える
~主訴~
医師として一番知りたいのは「いま一番何で困っているか(主訴)」です
「一番困っていること」を最初に伝えておき、あとは具体的な話を進めていくという流れになります
医師としても、困ったことが多すぎると結局どの話題を重視してもらいたいのかわかりにくくなってしまいます
簡単に言うと、料理屋さんで一人のシェフに「麻婆豆腐とカレーとお寿司と焼肉とパスタを同時に作ってくれ」と言っているようなもので、同時にすべて満足のいくレベルの医療を施すことは原則的に難しいです
結局、簡単に「一番困っているのは□□です」とお伝え頂けると、医師は「そういうことか」などと考え、あなたは次の質問をしてもらいやすくなります
ちなみに、次の質問として聞くことが多いのが
「いつ頃から(時期)」
「なにかきっかけがあったのか(発症要因)」
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