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耳栓というか調整器です。

別に写真がダブっているわけではありません。amazonにてリピ買いした "dBud" という商品です。

1個約9000円。ええ、耳栓としたらえらい高額な部類の物だと思いますが、パッケージも書かれているように "Volume Adjustable Earplugs" (調整可の耳栓)と・・あれ?やっぱり耳栓なの? "耳栓" = "音全部遮断" みたいなイメージになってしまうんだが・・。

えーと、これは電子式ではなく、アナログなフィルターによって音を減衰させる物。自動車のマフラーみたいな物です。音をマイルドにするけれども、完全無音化するものではない。

メーカー曰く。「人間の声や呼び出し音などの周波数帯は通しやすい」とのこと。ですから、人間の声を聞きたくない方にとっては全く意味のない商品だと思われます。

「音を減衰させているなぁ〜」と感じる音は・・やはりモーターや空調なんかの「ゴーッ」という類の音。雑踏のザワザワした雑音がわかりやすいかと。

スライダーが付いており、-11dbと-24dbの切り替えができ、結構な効果があると個人的には感じております。(でなければ2つなんて買いませんわね)

(余談ですが今回購入した商品のスライダーが硬い・・こういう部分は "外国製" って感じですね)

-24dbともなると結構なノイズカットをしてくれるわけなんですが、フィルターによって人間の声は聞こえてくるんですね〜。不思議。

人間の声ならどんな声質も関係ないかと言えば違いますね。やはりアナウンサーで女性の声は通りやすい。男性でもラジオ放送なんかの声は通ります。さすが「聞き取りやすい喋りが本業」という感じ。

逆にハスキーボイスだとか、こもった声。低い声なんかは聞き取りづらいですね。

で、なぜこんな高額な音量調節器を2つも買ったかというと、端的に言って「予備」です。たまにあるんですよね。「たぶん必要ない状況だろう」と踏んで持っていかずに後悔するとか、単純に持っていくのを忘れてしまうことが。ですから、1つはバッグに忍ばせておく用。

最近になってわかったことなんですが、私 "ASD" と診断されまして。ええ、どうも人酔いするとか、雑踏が極端に苦手だとか、そういう場所で過ごすと頭が痛くなるとか・・どんどん体調が悪化してしまうんですね。「あれ〜?なんか人よりこういう場所苦手なのかな〜?」という自覚はあったんですね。

それでノイズキャンセリング系の物を試してみてズバリ。時間経過と共に現れていた症状が軽減できました。

(*私の場合は聴覚過敏と視覚過敏が強めに出ているようで、耳と目からの情報量を抑えることで対応しています。人によって匂いだったり皮膚感覚だったり。過敏だったり鈍麻だったりと実に状況は様々)

最初に電子式のノイズキャンセリングを試してみて、性能としては文句なしだったのですが、充電が手間だったり、精密機器ですから水の心配があったり。若干キャンセリング装置部分が邪魔だったり・・。

その点この "dBud" は電気不要。ずっとバッグの中で予備として待機させておいても問題ありません。さらにメーカー曰く「洗浄可能」だそうです。ただし浸水させるのは推奨されておらず、内部のフィルターが完全に乾ききるのに時間を要し、性能に影響が出る恐れがある。と書かれていました。まぁ、多少の雨くらいなら問題ないんじゃないでしょうか?

なかなか望み通りの商品に巡りあうというのは難しいものですが、「雑踏のザワザワを軽減したい」「無音では困る」という人は試してみる価値はあるかもしれません。

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