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可能な限り色んな人に相談してみよう。

今回はざっとASDに至るまでの経緯でも書き出してみようかと思います。どなたかの参考にでもなれば。

先ずは体調が悪くなるところから始まるのですが、私の体調がおかしくなったころ・・。んーもう15年以上前の話になりますが、世の中にまだストレス問題が今ほどピックアップされていなかった時代。精神科から心療内科と呼び名が変わり始めた頃だったような?

そこからつい最近まで、ほんの2〜3年前まで、ただ漫然と「いつまでこの状態が続くのだろうか?」と感じながら通院していました。心身症、パニック障害、不定愁訴、うつ・・なんだか診断と処方箋だけが微妙に変化し続け、根本的な改善が見られるようなこともなく、半ば惰性で通院していたような期間。

TVなどでは有名人が番組で「うつを克服」などとやっていたりするものですから、なぜ自分の症状は回復しないのか?何か違う問題があるのでは?そう何度も感じ、担当医に相談したこともありましたが、「え?あぁ。ナイナイ」の一言。

こちらは素人ですから、"医師"という肩書で「無い」と言われると、それ以上反論できません。(変な空気になるのも面倒だし)そこからまた惰性通院の日々・・。

それが変化しはじめたきっかけはハローワーク経由で知り合った民間支援団体のMさんとの出会いでした。Mさんとのお話の中で「・・・珍しい考え方をされる先生ですね」と言われました。どうやら私の担当医の考え方は偏っているようで、「障害者手帳なんて要らない。あんなのあっても無くても一緒」的な考え方をする人。

色々あって担当医を変える流れになり、(色々は長くなるので割愛)担当になることになったT先生。今までのカルテに目を通し、ざっと問診を済ませ、「待っている間にADHDと・・念の為にASDのシートを記入しておいて下さい」「うつは二次障害の可能性があります」とのこと。

チェックシートはその内容に応じて点数が付けられ、そこからADHDやASDの診断がされる仕組みです。ですから、その場で診断がなされることはありません。次回の診察の時に結果が告げられます。

で、私は見事(?)ASDであり、うつは二次障害という診断結果とあいなりました。

そして発達障害の小冊子やプリントが手渡されるのですが、内容が思い当たる節だらけでしたねぇ・・。今まで納得のいかなかった疑問だらけの診断も払拭でき、アレコレ苦手で生活し難いことの理由もわかりました。

「ここ煩いよね?」→みんな一緒だよ。「眩しくて目が痛いんだけど」→みんな一緒だよ。「なんか妙に疲れるんだけど・・」→みんな一緒だよ・・。

一緒なんかじゃありません。人それぞれ感じ方や見え方は微妙に異なっているはずなんです。ASDの診断結果から遮光レンズの眼鏡に変え、(これで目の奥をグリグリやられるような痛みなどが軽減できました)ノイズキャンセリングの耳栓を装着し、(これで頭痛や目眩などの問題が軽減)なんとか雑踏の中でも対応することが可能となりました。(それでも苦手ですが)

「あれ?なんか変だな?」と感じたら、なっとくゆくまで様々な専門家に相談してみるべきです。素人の「みんな一緒だよ」はアテにならん。

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