株式会社美溢るを登記しました。
こんにちは、ゆるみな。こと、渡部有未菜(わたなべゆみな)です。
4月26日(金)付けで株式会社美溢る(カブシキガイシャ ビアフル)を登記いたしました。
渋谷の公証人役場に16時に法務局に17時ギリギリに滑り込みで申請したので、おそらく平成最後の会社です。
今回は株式会社 美溢るを通して創りたい世界、進めているプロダクト、事業内容についてご紹介します。
株式会社 美溢る の目指す姿
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mission
不安や孤独を抱える人に、明日への活力を与える
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vision
贈り物経済の醸成
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現代は資本主義で廻る経済の仕組みによって、お金という物質が過剰なほど人類の幸せの尺度に紐付いています。
より効率よく経済を回すことの代償に、人々の関係性を淡白なものに変えてしまいました。
6年前の四月、18歳で上京して強く感じた違和感。
目の前に困ってる人がいても見て見ぬ振りをする人。
学歴、年齢、年収などの数字でしか判断できない人間関係。
そんな、温度のない世界を変えたい。
もっと温かくて、優しい、世界をつくりたい。
それが株式会社 美溢るが、目指す社会です。
では、美しさの溢れる瞬間とはどんな時でしょうか。
私が世の中で最も美しいと思うもの、それは“心の琴線に触れる瞬間”です。
朝起きてカーテンをあけ窓をひらいた時にそよぐ風と差し込む光、小鳥のさえずりにほこっり和む瞬間。
お昼に偶然見つけたカフェで親友が喜びを噛みしめるように何度も反芻しながら話す惚気にキュンし少し切なくなる瞬間。
夕暮れ時、ふと立ち止まって見上げると描きかけのキャンバスのように混じり合う色の空が綺麗でため息がもれる瞬間。
深夜、終電間際の駅のホームで別れを惜しむように何方からともなく寄り添い合うもどかしくも愛しい瞬間。
日常にはたくさんの“感情が揺らぐ瞬間”があります。
その揺らぎに気づいてあげることが人生を豊かにすると思うんです。
ITによって世の中がどんどん便利になっていくなかで、「無くても生きてはいけるけど、有ったらもっと人生が豊かになるもの」を生み出していきます。
一見無駄だと思ってしまうようなモノやサービスを通し、美しさの溢れる瞬間に寄り添い、『贈り物経済』の醸成で成り立つ世界を目指します。
クラフトビールブランド「BEERful」への想い
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「生きろ、そなたは美しい」
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もののけ姫に出てきた名セリフに、私はどれだけ救われたでしょうか。
全ての人は“美しさ”を秘めています。
しかし、その“美しさ”に気づいていない人はとても多いです。
自らの美しさをもっと身近に感じてほしい。
そしてそんな自分を愛してほしい。
そんな想いから、クラフトビールブランド「BEERful」を創りました。
大切な人と過ごす幸せなときや、思い通りにいかず落ち込んだとき。
そのどれもが儚くも、愛しい、貴女の魅力を醸す特別な瞬間です。
「BEER」の持つ力。
それは多様性を認めてくれる懐の広さです。
「BEERful」はビールに感情を込め、「人格」をもたせていきます。
落ち込んだ時に、そっと慰めてくれるような。
一歩を踏み出す勇気をくれるような。
美しい瞬間に寄り添うため“だけ”のビールを創ります。
泣きたい瞬間に寄り添うビール
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梨花一心 _RikaIssin
一枝の白い梨の花、その白さは心の強さを表す。
一人、泣きたい瞬間。五月雨に濡れる艶美な花のように
枕を濡らす美しいアナタに寄り添い、そっと癒しを与えます。
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梨の花言葉は、「愛情」「慰め」「癒し」。
去年の夏にクラウドファンディングで資金を集め醸造したシリーズ第一弾の「梨花一心(りかいっしん)」。
どうしようもないほどの悲しみを味わう夜。
「泣いたっていいんだよ、辛さを乗り越えようと涙を流す貴女も美しいのだから」と伝えてくれるようなビールをつくりました。
アルコール度数は3%、IBU15の低アルコールで、フルーティで柔らかな苦味のあるビールです。
実家で栽培している男鹿梨、「南水」と「かおり」を使用し、岩手県一関市にある世嬉の一酒造株式会社という醸造所で醸造しました。
「南水」は糖度が高く甘みが強い品種で、「かおり」は名の通り上品な香りを放ちます。
※男鹿梨とは秋田県男鹿市の北東側に位置する中石(ちゅういし)地区は北東北最大の和梨の産地です。寒風山から続くなだらかな高台は砂地で水はけがよく、くわえて海が近いため昼夜の寒暖差があり、甘味の優れた梨を作るための好適地となっています。冬の剪定、春の受粉作業、夏の摘果、そして秋の収穫と、まさに一年をかけて丹精込めて育て上げた男鹿梨は、豊富な甘みと果汁、芳醇な梨の香りが特徴で、高い評価を得ています。引用:男鹿梨通販
毎年、夏から秋にかけて訪れる台風による被害で本来出荷される予定だった多くの梨が地面に落ち、商品としての価値を失っているのをご存知でしょうか。
味は変わらないのに地面に落ちてしまったがために価値がゼロになってしまう現状を変えたいと思い規格外になってしまったものをビールの醸造に使用することに決めました。
一人泣きたい夜、自分のお気に入りの空間でワイングラスに注いでゆっくりと嗜み自分をたっぷりと労ってあげてください。
梨花一心についてのお問い合わせはこちら
beerfruits.0817@gmail.com
愛おしい瞬間に寄り添うビール
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苺花一愛 _MaikaHitome
真っ赤に染まった苺、その赤さは愛の強さを表す。
二人、愛おしい瞬間。お日様で輝く優美な花のように
口づけを交わす美しいアナタに寄り添い、そっと愛を育みます。
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苺の花言葉は「尊敬と愛情」「幸せな家庭」「あなたはわたしを喜ばせる」。
現在進行形で、シリーズ第二弾として“苺花一愛”(まいかひとめ)をプロデュースしています。
大好きな人と二人きりの幸せな時間を味わう夜。「あなたと一緒にいるだけで私はとても幸せです」と伝えてくれるようなビールをつくりました。
アルコール度数は8%、IBU15のハイアルコールで、甘いすっきりと飲めるビールです。
静岡県のブランド苺「きらぴ香」を使用し、静岡県沼津市にある沼津クラフトという醸造所でGW明けに醸造予定です。
「きらぴ香」は静岡でしか栽培が許可されず、光を当てると艶がありキラキラしてとても綺麗な苺です。
輝き・香り・甘みが特徴的な静岡が生んだ新品種。キラキラとした宝石のような「輝き」に、品の良い「甘み」とフルーティーな「香り」。また、みずみずしくなめらかな口当たりで、高級感が漂う静岡発の新いちごブランドです。引用:静岡いちご通信
規格外の苺は冷凍され、ジャムなどの加工品になっていますが、まだ冷凍品は多くビールの副原料として快く譲って頂きました。
醸造は5月7日(火)を予定してます。
当日はその場に立ち会う予定なので今から楽しみです。
なぜ、クラフトビールのブランドを立ち上げたのか
少しだけ昔話をさせてください。
私は秋田県男鹿半島という海と山に囲まれた農家の娘として生まれ、物々交換で成り立つ経済圏で育ちました。
美味しいものを食べることも、誰かのために作ることも大好きで「食で目の前の人を幸せにしたい」と思い、カフェの専門学校へ入学しました。
当時、進学校から専門学校に行くという生徒は私を含めたった二人だけだったので、周りからは変わっていると思われていたと思います。
私はあまり気にしていなかったけど、両親は周りの人から色々言われていたかもしれないなと思うと申し訳ないです。
それでも、何一つ文句を言わずに応援してくれた両親には頭が上がりません。
専門学生時代は毎日が怒涛で、ちょうど就活の大事な時期に病気を患い、第一志望だった会社の面接を受けられなかったことは今でも少し心残りです。
それでも、夢は変わらず卒業後は飲食業界に参入しました。
好きなことで人を幸せにできる
そう思ってワクワクが抑えきれず入社日の前日は全く眠れませんでした。
...しかし、会社で求められることは「数字上の売り上げ」と「上司のご機嫌取り」。
会社の方針に違和感を覚え、どんどん自分の心が疲弊して行くのがわかりました。
もっと自分のやり方で人を幸せにしたいと感じ、他の会社に移って接客業をしながらブログを始めました。
そのブログをきっかけに様々な出会いが生まれ、とある出来事がきっかけでクラフトビールの魅力を知ります。
多様性があって寛容なクラフトビールの世界観にハマり、私の作りたい世界観を伝える手段はこれだと確信しブランドを立ち上げることを決めました。
クラフトビールは私にとって、言葉を介さないコミュニケーションツールなのです。
今後の展開と方向性
美しさの溢れる瞬間に寄り添い、贈り物経済を循環させるという軸は変えず、縦にも横にも斜めにも活動を広げていきたいです。
「BEERful」で生み出すビールは、言葉の壁がない世界共通言語であり株式会社 美溢るの思想を伝えるメディアです。
現在、株式会社 美溢るでは、・toB/toC/コミュニティ向けノベルティビールの商品開発コンサル・クラフトビールイベントの企画運営・飲食店向けのSNSコンサル・お酒や食品関係の飲食店への営業を主軸にお仕事のご相談を受け付けています。
実績などはクライアントさんの都合上、noteでの公開は控えさせていただいておりますがノベルティビールのご依頼は現在進行形で3社からご依頼を受けておりヒアリング中です。
イベントの運営も同時進行中で都内某所で夏くらいには発表できるかと思います。
今までより大きい規模になるので少しお腹が痛いですが頑張ります。
飲食店向けのSNSコンサル、営業案件は全て成果報酬で頂いているので初期費用などは一切かかりません。
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会社に関する内容はここまでで終いです。
以下は今、伝えたいことを書きました。
最後に
私は感性で生きる人間です。
直感を何よりも信じるし、後先考えず行動します。
新しいことが大好きで「始める」ということになんの躊躇いも抵抗もありません。
泊まる場所を一切決めず、チェコに飛び込み初めてプロデュースしたビールをチェコのビール審査会に出してもらいました。
日本人女性最年少で審査員をさせてもらい、英語も全く話せないのにブリュワリーを営む夫婦の家に泊まらせてもらえたした。
何者でもない無力な自分を認め、周りの人に感謝を伝え続ける。
目の前にいる人の幸せを心から考える。
ただ、それを繰り返していたらいつのまにか私の周りには最高な人たちが集まっていました。
私は、渡部有未菜歴24年です。
私は私自身のプロです。
代表取締役という肩書きがついたとしても、私という一人の人間だということを忘れないように生きていきたいです。
孤独を感じた時は一緒にビールを飲みましょう。ただずっと傍にいて、弱さを受け入れることはわたしにもできます。
いただいたお金は全て息子に捧げます