【毒親育ち】生きづらさの原因には、愛着障害もあるのかも。
こんにちは、まりこです。
自分の生きづらさをなんとかしたくて、
内面の癒しにあれこれ取り組んだ体験記を書いています。
本題の前に、わたしなりの「毒親とは?」の定義はこちらです。
さて。
毒親について色々調べたことを含めて考えていると、毒親育ちで生きづらくなってしまうのは、愛着形成障害も起こしているのではないかなと感じます。
愛着障害とは、なんらかの理由で親や養育者と子どもの間で「愛情の癒着が形成されずに、情緒面や対人関係に問題が現れてしまうこと」です。医学的、心理学的にも議論は交わされていますが、はっきりとした診断基準はありません。しかし、そうであっても学校生活や社会生活の中で対人関係に問題を抱え、自分が愛着障害ではないのかと悩む人は大勢います。そして、子どもの場合は、周りが気付いてあげる事も大切です。愛着障害は発達障害や精神疾患が複雑に絡んでくるケースもあり、その場合には専門家のサポートや治療を受ける事も必要になります。
引用元記事:愛着障害とは?大人と子どもの症状の違いや対処方法を解説します。
https://www.atgp.jp/knowhow/oyakudachi/c1536/
愛着形成は、医学的用語で言われる場合と、心理学的用語で言われる場合とがあり、どの立場から言っているかによって多少のニュアンスの違いはあるようなのですが、
「幼少期に養育者からの愛情を上手く受け取れなかったために、健全に発達すべきであった『安全基地』が育たなかった」ケースは、生きづらさにつながる場合があるようです。
赤ちゃんの時から繰り返すお世話や、スキンシップの中で育った安心感や信頼感が親や養育者を心の拠り所にしていくのです。これを心理学では安全基地と呼び、安全基地があることで見知らぬ世界や環境にチャレンジして、成長していくための自立心や自尊心が育っていきます。
引用元記事:同上
https://www.atgp.jp/knowhow/oyakudachi/c1536/
もちろん、愛着障害を起こした子供の親の全員が、子供に対して愛情がなかったということではないと思っています。
親自身も未熟であったり、不安が強かったり、どうしたらいいのか具体的に分からなかった、という場合、本来愛情はあるのに、それが上手く子供に伝わらなかっただけかも知れません。
でも、「それとこれとは別」というのが私の素直な気持ちです。『心情』と『起きた出来事』とをごっちゃにすると、だいたい論点がずれてしまって混乱してしまいます。
親の心情や、本来の気持ちはどうあれ、子供の気持ちは子供が受け取った事が全てなのです。
他の誰かが、「そこに愛はあったんよ」とか、「親も不器用だっただけよ」とか言ったとしても、子供本人が傷ついたのなら、それが子供にとっては真実になります。
『私がどう感じたか』は、他の誰にも変える事ができない不可侵領域です。
『私がどう感じたか』に、他者評価や比較を入れる必要はないのです。
過去の私がそうであったように、毒親育ちさんは基本的に自分責めが得意です。だから、つい、自分がどう感じているのか、ということにも、世間的な基準を当てはめて「こんな風に感じてしまうわたしはおかしい」とかやってしまいがちですが、「それ(社会的な価値感)とこれ(あなた自身が感じたこと)は別(評価・検証する必要がない)」なのです。
愛着障害によって起こる様々な親子関係のケーススタディについては、こちらの書籍がおすすめです。
「愛着障害かも知れない」ということを知るだけでは、根本的な「生きづらさの解消」とはならないかも知れませんが、
「愛着障害かも知れない」と知ることで、「私は他の人たちのように上手くできなくておかしいのかも知れない」と思って苦しむことからは、少し解放される部分もあるのではないかなと思います。
ただ、「愛着障害だから、仕方ない」と諦めてしまうのは違うと思っていて、「愛着障害だけど、辛くない方法を模索する」というスタンスでいたいなと個人的には考えています。
そして、これが私を最も救ったことなのですが、愛着障害について調べたとき、多くの場所で、こう言われていました。
「幼少期に愛着形成ができなかったとしても、大人になってからでも愛着形成はできる」
「友達やパートナーシップを通して、健全な愛着を育てて行くことができる」
現状がどうであれ、いつでも、どの地点からでも、必ず「より生きやすい」状態に変化していけるということです。
そして、自分を振り返るにつけても、これは本当に納得だなと思います。
毒親育ちの皆さん、親がどうであれ、親とは関係なく自分は幸せになることは可能です。今はそう思えなくても、「そんな可能性もあるのかな〜」くらいでもいいので、ちょこっとそんなふうに、頭の片隅に置いておいて下さいね。
今日のまとめ
・最初のスタートがどうであれ、大人になってからでも成長できるし、親とは関係なく自分は幸せになっていい。
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