【五感を育てる 9】なぜ体感覚が最重要なのか
こんにちは、まりこです。
自分の生きづらさをなんとかしたくて、
内面の癒しにあれこれ取り組んだ体験記を書いています。
日々の過ごし方を『思考優位』から、『体感覚重視』に切り替えてから、ようやく現実の変化を起こせるようになって来た私が、五感を育てるために実際に取り組んだことシリーズです。
五感を育てる、とは、
・体に意識を向けることを意識する
・肌に触れるものを快で満たす
・嗅覚を意識して使う
・聴覚で感じる快・不快を意識する
・視覚情報の快・不快を知る
・五感と内臓感覚を紐つける
などを通して、「自分を観察し、良く知る」ことです。
自分をよく知る、というのは、ほんとうに望む人生を送るためには必ず必要です。「自分の望みをはっきりさせておく」というのはとても大事なこと、なんて、そんなの知ってるよ、という方も多いと思いますが、
敢えてこの話を書くのは、
「ほんとの本音と、思考で考える幸せが異なる場合がある」
からです。
このシリーズの初めにも書きましたが、わたしは結構いつも「こうありたい」「こうなりたい」がはっきりしている思考タイプで、そのための努力も惜しみませんでした。
でも、やればやるほど人生が苦しくなり、行き詰まるのです。そこから考えるに、「思考で考える幸せには、限界がある」という結論に至りました。
そう思うに至った実体験をご紹介します。
わたしは、母のことを「普通に好き」だと認識していた時期があり、その頃は親孝行と思って、よく母の手伝いをしていました。
具体的には、仕事をやめて、母の趣味である家庭菜園の手伝いをしていたのです。
親孝行がしたくて始めたことなのに、やればやるほど苦痛になっていきました。思考では、「母をよく助ける良い娘」「家族円満」「お母さんはわたしのおかげで助かっている」「喜んでくれている」と、ポジティブな評価が出てくるのに、体はというと、毎日起きるのが辛くなり、いつも肩に力が入り、腰も背中も硬く、イライラして過ごしていました。
そしてついに、内観を続けたある日、本音に気がつきました。
「もうお母さんの手伝いしたくない。」
「わたしの人生をお母さんのために消費したくない。」
「もう、こんなのやだ。」
したくないことをしていて、幸福を感じるわけありません。
体に出ていたのに、あまりにも思考優位だったので、体を通して出てくる本音に気がつかなかったのです。
そしてわたしが、この頃知った、とても重要なことは、
「本音は、体の感覚を通して、アピールしてくる」
ということです。
これ、めっちゃめちゃ重要なんで、もう一度書きますね。
「本音は、体の感覚を通して、アピールしてくる。」
この、体の感覚を通して現れた本音を、きちんと掬い取って行動することができると、体感覚として「喜び」を感じることができます。
この「喜び」は、嬉しい感じだったり、ほっとする感じだったり、それは本音によって異なりますが、何の喜びなのかというと、『本音が優先されて、のぞみが叶えられた喜び』なのです。
本音を無視したり、押し殺す生き方では、この体感覚を伴った喜びが感じられなくなるので、苦しくなるのも当然です。
わたしの場合は、「もう手伝いを辞める。」と決めたときに、肩の力が抜け、息がしやすくなり、息苦しさが軽くなりました。この感覚が、「喜び」に近づいたサインです。
この、「からだがホッとしてリラックスしている」状態にあることは、「幸福を生きる」ということの重要なファクターになりますから、本音で望むことと現状を一致させていくというのはとても重要なことです。
長くなりましたので、続きはまた次回。
今日のまとめ
・思考で考える幸せには限界がある
・幸福に繋がる本音は、体の感覚が教えてくれる
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