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子育ての「価値の捉え方」ついて、ゆるまると。

ゆるまるラジオ 国岡です。

ゆるまるラジオは、yusukeさん、美夏さん、ワタクシ国岡の3人で運営していますが、偶然にして3人とも小さな子供がいます。

子育ては楽しく豊かなもので、子供が楽しそうな表情を見せてくれた時など、幸せを感じるときも多くあります。
ただ、一方で、子供が散らかした片付けを毎日繰り返したり、子供のペースに合わせてずっと動いたり、バリバリと高回転で働いてきた方には、ペースの違いから「これでいいのかな?こんなことをしていていいのかな?」と焦燥感や迷いを感じることもあると聞きますし、その気持ちはとてもよくわかります。

ちょっと今日はそのあたりを「ゆるまると」書いてみたいと思います。

さてさて、こんな言葉があります。
「金を残すは三流
 仕事を残すは二流
 人を残すは一流」

元々は、後藤新平の言葉とのことですが(日本近代史には知られていない偉大な人が多い)、野球好きでひそかに熱いヤクルトスワローズファンである僕が知ったのは、故・野村克也監督の著作からです。

今も日本プロ野球界においては野村監督の教えを受けた選手が、監督やコーチ、球団運営者になって日本の野球を支え、レベルアップさせています。まさしく人を残した野球人と言えるのでしょう(ノムさんが亡くなった時には悲しかった・・)。

大きな成功をおさめた経営者の方でも、経営者塾を運営されて、若手経営者を育成されている方も多くいらっしゃいます。
歴史的には早くに命を落とした吉田松陰の門下生がいなければ、明治維新はなかったのでは・・というのは、皆さんの知るところでしょう。

いかに人を育てて、世に残すことが大切なことか・・

しかし、ちょっと待って欲しいのです。
スポーツやビジネスや政治の分野で育てられる前に、その人は誰に育てられたのでしょう?

そうです。お母さんであり、お父さんです。

難しいなにかをやる前に必要となる「人としての素養」。
困難にぶつかっても、またチャレンジする「忍耐力」。
人を信頼して仲間と歩んでいく「人間関係力」。
これらは幼少期からお母さん・お父さんから時間をかけて学んできたものです。

どんな優秀な指導者でも、人としての基礎ができていない人間を導くのはおそらく難しいでしょう。

今、お母さん・お父さんである「あなた」がしている子育ては、とても尊いものです。強く言いたい。めちゃくちゃ尊い。

今すぐは見えなくとも、これから先長い間ずっと、あなたが育てているその人は、無意識で人に影響を与え、社会にどんどん貢献していきます。
時間軸が遠くにあるだけで、あなたが今までやってきたどんな大きい業務やプロジェクトよりも、経済効果も規模もずっと大きい「社会貢献(=子育て)」をしているのです。

「人を残すのが一流」なのであれば、その根本をたった今、あなたは作っているのです。
これは大変な仕事ですよ。「超一流の仕事」と言って良いでしょう。

と、そんな話を、子供のおもちゃを片付けながら、夜中にワタクシの嫁ちゃんに話してみたところ、とても喜んでいただき、復職を予定より先に伸ばそうかなという話題になりました。。それもいいんじゃないかと思います。

ということで、例えば自分を責めて苦しくなっている状況でも、実はそれがとてもとても価値があることをやっていた・・なんてことはよくある話です。

ですので、ちょっと捉え方や考え方を変えて、少しでも幸せを感じたり、日々を豊かにしたいなといつも考えてます。
それを表しているのが「ゆるまる」って言葉なのかなと。

そして、自分が物事をどう捉えるかなんてのは、誰にも強要されてはいけない、自分だけの特権部分なんですから、常識に縛られたり誰かに委ねてはダメですよね。ここは大事なんじゃないかな。

そのために、自分の感性に正直で、いつも「心をふわりと柔らかく」いたいですね。

それでは、また!

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