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ハザードマップ

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#防災と減災

私ができること、やりたいこと:その1【ハザードマップをどう使う?vol.5】

これまでハザードマップの有効性や問題点、マイ・タイムラインづくりの取り組みなどを見てきました。 ハザードマップを使いこなすことで少しでも「助かるはずの命が助かる」ために、私ができることは何か?を考えていきます。 noteを使った情報発信これまでもやってきたことですし、既に色々な方々が読んで下さっているので、この場を使って情報発信するのも1つの方法ですよね。 今後は不定期で【御当地ハザードマップ】というシリーズで、ランダムでどこかの地域のハザードマップについて考察した記事を

着色区域の周囲はどこが危ない?【ハザードマップをどう使う?vol.3】

前回では同じハザードマップでも重ねるハザードマップで「拡大して見る」ことが非常に重要だと分かりました。 詳しく見れば見るほど、ハザードマップは「見ればOKではない」と感じますよね。 (※トップ画像は、国土交通省:重ねるハザードマップより) 塗られた範囲外のどこが危険?前回でもお話ししましたように、ハザードマップには以下のような但し書きがあります。 もちろん何ごとも100%はありませんから、こう但し書きをするのは当然だと思います。私も「100%安全です」なんて怖くて言えませ

マイ・タイムラインって何?【ハザードマップをどう使う?vol.4】

一般の方々がハザードマップを見ることで、有効な避難行動につなげられるか?と考えると、なかなか難しそうな気がします。 それを感じてか、国土交通省を中心に「マイ・タイムラインをつくろう」との呼びかけがなされています。 マイ・タイムラインとは?国土交通省のホームページから引用します。 主に洪水リスクに対する避難行動を想定しているようですね。 特に小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、いざ逃げようと思っても想像以上に避難までの時間がかかってしまいます。 ですので事前に計画をたてて