マガジンのカバー画像

ハザードマップ

14
運営しているクリエイター

2020年9月の記事一覧

災害から身を守るために【ハザードマップをどう使う?vol.0】プロローグ

日本は災害が多い国です。 みなさんも「最近は災害がおおいな」と感じているかもしれません。 確かに東日本大震災や熊本地震など、大きい災害は平成以降の方が多い印象はあります。 でも日本列島がほぼ今のようなカタチになって約1500万年。 その長い歴史のスパンで見れば、以前から現在にかけて、変わらず日本は自然災害の多い国だ。と言ってよいと思います。 ※災害に関しての過去記事もよろしければご覧ください。 では、どうするか?まずは「受け入れる」ことが大切だと思います。 サラリーマン

難しいけど、とりあえず見てみますか♬の巻【ハザードマップをどう使う? vol.1】

ハザードマップをどう使う?の続編です。前回はコチラです。 ※トップ画像はいらすとやより どうしたら見られるの?まず、ここからですよね。 いくらテレビなどで「ハザードマップを見てください!」と言われても、本屋に行けば売ってるのか?それとも町内会で配られるの?などと思う人もいるかも知れません。 方法はいくつかあります。 ②や③はネット環境さえ整っていれば簡単です。 特に③の重ねるハザードマップは知りたい場所の住所を入力して検索すれば良いので、地図が苦手な人でも見やすいです。

もう1歩2歩、踏み込んで理解するには?【ハザードマップをどう使う?vol.2】

災害が起こった時にできるだけ多くの人たちが助かるために、ハザードマップを「読んで」、「理解して」、「日ごろから備える」ことが重要です。 しかし全ての人がハザードマップを理解するのは難しい。 では、どうするか?考えていきましょう。 「重ねるハザードマップ」を見るネット環境云々、パソコンやIT関連苦手な人・・は後ほど考えます。 まず、使いやすく分かりやすい(と私は思います)、重ねるハザードマップがいかに良いか!についてお話しします。 ・・・と偉そうに話してますが、私自身、重

着色区域の周囲はどこが危ない?【ハザードマップをどう使う?vol.3】

前回では同じハザードマップでも重ねるハザードマップで「拡大して見る」ことが非常に重要だと分かりました。 詳しく見れば見るほど、ハザードマップは「見ればOKではない」と感じますよね。 (※トップ画像は、国土交通省:重ねるハザードマップより) 塗られた範囲外のどこが危険?前回でもお話ししましたように、ハザードマップには以下のような但し書きがあります。 もちろん何ごとも100%はありませんから、こう但し書きをするのは当然だと思います。私も「100%安全です」なんて怖くて言えませ

マイ・タイムラインって何?【ハザードマップをどう使う?vol.4】

一般の方々がハザードマップを見ることで、有効な避難行動につなげられるか?と考えると、なかなか難しそうな気がします。 それを感じてか、国土交通省を中心に「マイ・タイムラインをつくろう」との呼びかけがなされています。 マイ・タイムラインとは?国土交通省のホームページから引用します。 主に洪水リスクに対する避難行動を想定しているようですね。 特に小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、いざ逃げようと思っても想像以上に避難までの時間がかかってしまいます。 ですので事前に計画をたてて