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絶景に囲まれた町「唐津」にあるロマンと酒 国内旅行記・佐賀編Vol.5

こんにちは。日本の色々なスポットを巡りながら、その土地の魅力と感じたことを書き綴っています。

今回は佐賀県北部の唐津市を散策した記録です。とにかく絶景が多くて素敵な町でして、佐賀旅行の中でも特に印象に残っています。

前回、イカの名産地「呼子」にて鮮度バツグンのイカと、伝統のお祭りを楽しんだあと、バスに乗って唐津に帰還。

ホテルにチェックインを済ました後、ほぼ無計画のまま町に繰り出します。


いざ! 散策!

唐津市役所 キレイ


■日本近代建築の父・辰野金吾

東京駅丸の内駅舎、日本銀行、旧盛岡銀行本店、旧松本邸などなど、近代日本を象徴する数々の名建築を手掛けた、建築家・辰野金吾。世界に誇る近代日本建築の父は、ここ唐津で誕生しました。

約10年前、何気なく立ち寄った改装後の丸の内駅舎を見て、「こんなにも美しくて、カッコよくて、先進的で、伝統的な建築があるんだ…!」と激烈に感動をしてから、心が落ち込んだ時にはよく見に行ってました。

調べていく内に辰野金吾について知り、各地にある彼が手掛けた建築を見てきました。そしてようやく、生まれの地である唐津にこれたわけです。感動。

町の中心地にある「旧唐津銀行」は、現在では辰野金吾の偉業を伝える記念館としてリニューアルされており、彼の手掛けた建築、功績、そして人生を学ぶことができます。

建築を手掛けたのは辰野の弟子、田中実。内装は随所に辰野イズムを感じさせます。

まさか東京駅のレンガがあるとは……

自分のように建築に詳しくなくとも感動させてしまうってとんでもないセンスです。本当に来てよかった。


■絶景に囲まれた町

次の目的地へ。

唐津城
唐津藩初代藩主、寺沢志摩守広高が約7年間の歳月をかけて築いた城で、寺沢氏が断絶したのあとは徳川家康幕府の譜代大名が入城していた歴史があります(歴史は疎いので間違いがあったらすみません)

明治10年以降、本丸跡は舞鶴公園となり、町の人々の憩いの場になっているそうです。

登っていきます!

5分もかからず、天守閣のふもとに到着! 

美しい……

唐津城からの眺めはこんな感じ。

超絶景

残念ながら開放時間に間に合わなくて天守閣は入れず。だけどふもとからでも十分な絶景。天守閣上からの景色はGoogleストリートビュー、Lapy Lap様の投稿から拝借。

城からは左右に広がる砂浜と虹の松原を望むことができ、鶴が翼を広げているように見えることから舞鶴城という別名で呼ばれているそう。マジでとんでもない景色なので、ぜひ行ってみてください。

虹の松原
唐津湾に虹の孤のように沿って広がる砂浜と約100万本以上の松の木。土木事業に長けていた寺沢志摩守広高が、防風・防潮林として完成させました。

次の目的の道中なので松林の中を歩いていきます。

松林を抜けて砂浜へ。美し過ぎる景色と静かに寄せる波音にとっても癒されます。


■唐津バーガー

唐津のご当地グルメとして名高い唐津バーガーは、全国各地のご当地バーガーの祖といわれています。初代オーナーの「佐世保の米軍基地のバーガーを再現したい」という熱意から誕生したバーガーで、なんとその歴史は50年以上にもなります。

もはや郷土料理と言っても過言ではないそんな唐津バーガー、唐津にきたからには食べないわけにはいきません。ということで遠路はるばる歩いてお店に到着。

デミグラスソース?とマヨネーズ、パティとベーコン、野菜が絶妙なバランスでとっても美味しい。具材のカスタマイズもできるので、好きな味を追求できるのも嬉しいところ。

アルコールは置いてないので注意! そもそも車意外で行けるようなところではないですが……。

唐津バーガーとビールを楽しむために歩いて行ったのですが、アルコール類がなくて少しショック。ただバーガーは絶品だったので、足を運ぶ価値は大いにアリです!

景色を眺めながら唐津の中心に戻ります。

好き過ぎる景色の連続。唐津に来てからというものの絶景が多すぎて感動しっぱなし。また最有力移住候補が増えてしまいました。

■la playa

唐津散策の最後はビールを飲みに。

この日は日曜日ということもあってほとんどのお店が営業時間外。なんとかたどり着いたお店で軽く飲んで帰ります。というつもりが、店主さんご夫婦と話をしている内にひたすら盛り上がってしまい、結局深酒。

唐津のことはもちろん、佐賀県、博多の美味しいお店もたくさん紹介していただたきました。ご夫婦がとってもフレンドリーで優しく、本当に楽しい時間だったなあ……。

唐津に遊びに行った時には、ぜひ訪問してみてください! 本当におススメです!

いかがでしたか? 今回は唐津の散策記録を紹介しました。実のことを言うと唐津はここまで巡る予定ではなかったのですが、素晴らし過ぎる景色に惹かれてしまいました。

絶景とロマン、そして素敵な人々が住む町、唐津。好き過ぎます。いつかこの町に住みたいです。


今回はここまで。次回は国内陶磁器の聖地、伊万里と有田を巡ります。

Tsuchinoco

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