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デカすぎる…!チビリ覚悟の巨大大仏と五重塔!そしてある一人の男の想い 福井県旅行記Vol.2

どうもTsuchinocoです。

今回は福井県旅行記Vol.1の続編です。もし良ければ前記事もぜひ覗いてみて下さい!

今回お送りするのは前記事の舞台「白山平泉寺」から、車で5~10分ほどで着くスポット!


「越前大仏」


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   一部画像 越前大仏HPより

「越前大仏」は、臨済宗妙心寺派の大師山清大寺に安置されている大仏様。開眼法要されたのは1987年で、比較的若手の大仏様には理由があるのですが、それは後ほど…。

ここを目指している途中、のどかな勝山では異質の明らかに大きい…いや、デカい建造物が見えてきます。近くに行けば行くほどに、明らかになっていくその巨大さに期待が高まりつつ入口に到着!

「門前町」

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寺へ向かう参道と門前町。立派な造りの町ですが現在営業しているのは僅か一軒だけだそう。少しでも力に…と思い、バニラアイスを買わせていただきました。そのお店のすぐ近くにある券売所で入場券を買っていざ!

「大門」

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いや、デカい(笑)。半端じゃないスケールのこの大門の高さは約8m。皆さんご存じの奈良県の東大寺の門を模しているのだとか。門に収められている仁王像もデカいデカい…。(正面からの写真は紛失しました)

門をくぐると広々とした広場! 一面石畳(たぶんコンクリ)の広場は中国建築を感じさせる雰囲気で、これまたスケール感がすごい! その両脇には回廊も。

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さて、いよいよ大仏殿。ここも大門と同様に奈良の東大寺を模倣して造られたのだとか。「もう分かったよ…」って感じでしょうが、マジでデカい(笑)。

「大仏殿」

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そしていよいよ大仏殿の内部へ……!!

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デっ…k…。大仏殿に足を踏み入れた瞬間、思考は全停止。眼前に広がる圧倒的、異質的、宇宙的な空間に理解が追付かず、しばらく立ち尽くしていました。「言葉が出ない」って表現ではよく使うけれど、本当に言葉が出なくなるなんてのは人生でも中々無い経験。それが此処で訪れるなんて…。

越前大仏、正直舐めてました、すみません…(笑)。

少しずつ意識が戻ってきたところで軽い解説をしていきます!

大仏様の高さは17mで、日本国内で「鎮座している大仏様」の中では一番の大きさなのだとか。さらに後ろの光景は23mと相まって、壮大なスケールです。その左右には、普賢菩薩をはじめとした4体の立像があるほか、壁には約1,700体の大小の仏像が安置されています。

写真だとイマイチ大きさが伝わらないので、比較写真も。

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日本の成人男性平均身長(171cm)のTsuchinocoと比べるとこんなかんじ。伝わりますかねこのサイズ感。各像の大きさも半端ないですが、天井の高さが半端じゃないんです…!

写真は参拝していた富山のおじさんに頂きました(笑)。

大仏像のほかに、巨大な鐘などをしばらく堪能したあと、大仏殿を出て敷地内にある五重塔へ!

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ここにある五重塔の高さはなんと75m! これまた日本一を誇る圧倒的なスケール感で、とんでもない迫力です。塔内部は見学可能で、最上階は展望施設のようになっています。そこからの景色はこちら!

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寺の敷地内だけでなく、田んぼが広がる勝山市ののどかな風景が一望できる超絶景! 

いやあ、本当にすごい…。なんといっても全体のスケール感がモリモリですごい。今回紹介したほかにも、福井に流れる九頭竜川にちなんで作られた、九頭の鮮やかな龍が施された「九龍壁」。または建物のとは裏腹に少し簡素な「庭園」など、見どころも盛りだくさんの越前大仏。


建立に大きく貢献した人物が勝山市生まれの実業家、多田清。大阪、京都を中心に運行している"相互タクシー"の創始者としても知られる彼が、地元勝山の隆盛のために資産をつぎ込んで越前大仏・清大寺を建立したのだとか。

その資産の額は約385億円! 地元のためとはいえ、なかなか個人で払える額じゃないですよね…。その甲斐あってか、建立したての際には大きく利益を生み出したものの、バブル崩壊などの時代の変遷を経ていくにつれて利益は減少。

現在では「廃墟」や「珍スポ」と揶揄されるほどに買い手の付かない負の遺産となってしまっています。


んー、難しい。地元の人間でないので下手なことは言えないけれど、正直「もったいない」。自分が言葉を無くすほど感動したのと同じように、感動する人はいるはず。いや、絶対にいる。だからこそ一目でいいから見てみてほしい。現在の自分にはこれしか言えないのももどかしい…。


しかし、今年(2022)は勝山市を中心に活動している、イベントコミュニティグループの「Vertex」が、クラウドファンディングを募り『ちゃまフェス』を開催するのだとか! 「新たな価値の勝山」を見出すために若い世代が中心となり、サブカル文化と越前大仏を融合させるのだそう。

時代ややり方は違うけれど、フェスを開催する彼らの想いには、かつての多田清のような「地元のために」というアツい心を感じます。彼らの想いが越前大仏や勝山市の明るい未来への導きとなってほしい…。と願いを込めて、これから応援し続けたいと思います。


まあ、とにかく福井に行った際には、ちょっとでもいいので見に行ってください! おススメです!!


地元グルメについて書く余裕がなくなったので、それはまた次回!それでは…!!!


Tsuchinoco










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