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24歳看護師、仕事中に癌告知される

「絶対、悪いものじゃありません。」

腫瘍があると、そう分かってから私はずっと悪いものでは無いと断言されていました。
職場の先輩達から助言もあり、全身精査を希望しても、悪いものじゃないからそうなったらします、と。

絶対、という言葉に何も根拠は無し。ただ、看護師じゃない、患者としての立場であったらそれを真に受けていたと思います。知識がない分、根拠の有無なんて分からないから。けれど、私は看護師としての臨床経験が少なからずあって。普段、患者さん方を診ている中で実は悪性でした、なんてことも珍しくありません。そんなこんなで私は、その"絶対"を信じずに言われるがまま検査を受けていました。途中、そんな風に言う医師にオペを任せていいのか、とも思いました。自分の勤めている病院の医師相手に。

両親に精査をしている話はしていたしその中で医師から言われている内容に関しても話をして。必ず、絶対はないから期待はほどほどに、と毎回付け加えました。ビビらせないでよ、と言われましたが。笑
そしてとりあえず、がん保険だけは入っておこうとその場で入った記憶があります。早い段階で入って良かった。

結果、悪性という診断でしたが「良性だったらラッキー」くらいの気持ちでいたので驚きはありません。すんなり受け入れられました。むしろ、告知に付き添ってくれた看護師さんが涙してくださって有難い限りです。泣かないで〜なんて返しながら、私の頭の中ではひまわりの約束が流れていました。楽観的なんですかね。それとも看護師としての経験が役に立っているのか。きっと看護師の立場から私を見ると、あまりにもあっけらかんで危うい様に見えているんだろうな。

今はまだ、治療がオペ以外に無いことしか分かっていないので今回は大まかな流れの中であった、医師と患者間でのやり取りを書かせてもらいました。なんだか、書いていたら文章がめちゃくちゃになってる気もしますが。ご容赦ください。

誰かを批判したい訳ではありませんが、自分が何を信じるのか、自分はどう思うのか、芯を持つことって大切なんだな、と改めて思います。インターネットでの情報と同じように、言われたことの中で何を信じるかの取捨選択は自分自身にかかっていて、それでこの先の自分の行動が変わっていくのだな、と。

明日はまた病院に行ってPET CTを受けてきます。転移してないといいな。

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