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このむなしさはなんなんだ?

TVゲームをときどき(ほぼまいにち)やるんだけど、せいぜい30分だ。自己管理しているというと聞こえがいいが、じつはあまり長時間やると画面を消したあとでみょ~な空しさがこみあげてくるのであまり長くやらないようにしているのが本当のところである。

一方、映画を見終わった後で空しさを感じることはない。何時間見ても、見終わった後にはそこそこの充実感がのこる。このちがいは一体どこからくるのだろうかと、まえまえから不思議に思っている。

きょうはひさしぶりにTVをつけた。さいしょは高校野球を見たんだけど、見終わってもとくに空しさは感じなかった。しかし、そのあとで芸能人が迷路脱出ゲームのようなことをやっていたのを5分ほど見ていると空しさがこみあげてきてしまった。

番組には出川哲郎さんが出演していた。しかしおなじ出川さんが出演しているテレ東の「充電させてもらえませんか?」という旅番組をみているときに空しさを感じることはない。出川さんは同じくらい一所懸命にやっているのに、いったいどういうことなのだろう?こたえがわからないままでこれを書いている。

ところで、ぼくの父はこの20年くらい一日中TVをみて過ごしている。しかし、TVをけしたあとでフーっとためいきをついているのを見たことがあるので、やはり空しさを感じているのだろう。何も考えずにTVを見続けていられる人ですら、むなしさを感じるのだとすれば、これはかなり一般的な現象だと思う。

ちなみに、ムダにネットサーフィンをしてしまったときの感じとも似ている。この「ムダ」というのが何を基準にして言っているのかじぶんでもわからないが、本当は面白いと思っていないものをダラダラと見ているときではないかと思う。

映画を見終わった後はたいていエネルギーがみなぎる。ジャッキーチェンを見終わった後などは、観客全員がみょうにキビキビとうごく。それにくらべれば見終わった後で疲れが出てくるというのは損だな~。ちなみにドキュメンタリー番組を見終わった後で空しくなったことはない。なんなんだろう。

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