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現代の繊細さとはなんなのか・・
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』という有名なマンガ本があるらしいんだけど、この本はマンガ本というより、
こころを軽くする方法
みたいな本らしい。SNSで心が疲れた人の「生きづらさを解消する本」なのだそうだ。「メンタル本大賞受賞」とあるので、メンタル本というジャンルのなのだろう。
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友達がいるのに寂しい…
どこにも居場所がない…
オンラインが苦手…
ちょっとのことでも落ち込む…
こういう人の心をラクにする本なのだそうである。全部読んだわけじゃないけどネットで立ち読みできる範囲で読んだらそういう感じだった。
ただし、この本自体についてああだこうだ言うつもりはなくて、この本に対するのアマゾンレビューを読んでいてちょっと考えさせられたというか、ひごろ悩まないぼくの
悩みがふえた
のでそれについて書いてみる。悩みが増えたというのは、
何が書いてあるかよくわからない
と感じるからである。でも、それならば無視すればいいだけの話しなんだけど、しかし!
売れているのだから時代に合っているにちがいない
ので無視できない。
どうやら若い人でこういう悩みを持っている人が多いらしいんだな。そうすると、若い人が悩んでいることに対して
よくわからない・・
と感じるということは、自分は
思った以上にアタマが老化しているんじゃないだろうか(汗)
知らず知らずに時代に遅れているとしたら困るのである。
それにつけても、昨日書いた記事を読み返していてつくづく思うのだが、実にバカなことが書いてある。だれにも頼まれないのでああいうものをアップしている時点で
オンラインが苦手…
ちょっとのことでも落ち込む…
などと言っていはいけない民族のような気がする。
でも、それをいうなら僕だけではない。たとえば、あおり運転とか結婚詐欺とかコンビニ強盗などで「警察24時」に登場する連中も、
生きづらいから心をラクにしたい・・
などと言ってはいけない民族のような気がする。
そして、8人の子どもを連れてミニバンでイオンに通っているマイルドヤンキーもそういう人種ではない気がするし、痛車に乗ったり、地下アイドルにあわせてジャンプしているオタクも、そういう人種ではない気がする。
そう考えてみると「繊細な現代の若者」とはいったいどこにいる連中なんだ?という疑問がわくのである。
アマゾンレビューには★★★★★(最高評価)から★(最低評価)まであるわけだが、「パフェ」に最高評価をつけている人々は
読んで泣きました
繰り返し読みます
人に勧めます
と書いている人たちであり、かれらの文章を読み進めていくと、みなさん非常にマジメだ。けっして
シンナー吸いながら繰り返し読みます
とか
組のオジキに読ませます
とか
8人目の子供に「派夫得(パフェ)」と命名します
とかそういうバカなことをいう人が一切いない。笑いやふざけの成分がゼロなのだ。読んでいると、こちらまで狭いトンネルの中に追い込まれるように苦しくなってきて読んでいられない。そうすると、
繊細さというのはマジメということなのか
いやいや、マジメというなら仏陀やイエスも超マジメだったけど、「ちょっとのことでも落ち込む」ようなヒトではなかった。
また、現代の繊細な若者が、松尾芭蕉より繊細な感性をもっているともおもえない。芭蕉は「どこにも居場所がない」という前に旅に出る人だったのだから。
ならば、繊細な若者はシックスセンスが発達しているのだろうか、と考えてみるけどそれもちがう。
ぼくにも、人並みのわずかなシックスセンスはあるが、野良猫のほうがはるかにシックスセンスがあることを知っているし、また若者に野良猫より鋭い人が増えているようにも見えない。
シックスセンスだって脳の回路を動かすのだからバッテリーを食うわけで、クヨクヨしていたらそんなエネルギーは無くなるのである。そうすると
現代の繊細さっていったいなんなのだろう?
もしかすると
高いところが苦手
とか
ゴキブリが怖い
みたいな感じで、人間関係におびえているのだろうか
さっぱりわからないのでこのまま終わるけど、こういうときはZOOM会議で投げるとなにかしらヒントが返ってくるので、だれかの意見を聞いてからあらためて書くつもりだ。
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