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世の中には「まじめ」だけではクリアーできないことが多い

「冗談半分」ということばがあるが、ぼく自身は冗談半分で生きている。冗談が半分あるということは、もちろんまじめも半分ある。

別な言い方をすると

人生っはゲええムううう♪

南佳孝 スローなブギにしてくれ

と思っているということで、そう思っているほうがなにかと攻略しやすく、ムダな苦労がいらないのでそう思っている。

とはいえ50%くらいは

人生は愛と感動だ

と思っているのだが、100%じゃなければゆるせないという人もいて、つまり冗談が通じない。

世の中はまじめな方が上等のように思われがちだが、いろいろ面倒を起こすのはだいたいまじめ100の人だ。

というわけで、人生には「シリアス100」では乗り越えられないことが多いと思っているんだけど、たとえば、「日本の失われた30年」がそうである。

かつて「一億総中流」といわれた日本は、今ではすっかり下流社会になってしまった。

この30年で世帯年収の中央値が500万円代から300万円代へ落ちた。会社では10年間給料が上がらない。社会に希望が見えない。高齢化はさらに進む・・。

こういうのをまじめに見ていると、つい

たいへんなことだな・・

とうっとうしくなるんだけど、世の中は半分ゲームだと思っていれば

こんなのいくらでもチョロまかせるよ

と気楽に見れる。「1億人で乗り切れる」などとは思っていないが、きれいごとを言わなければ攻略法はあるし、この世にクリアできないステージなどなくて、最悪でも

どこかしらにバグがある

のが世間ってものだ。シリアス100というのは感情が100%飽和してそれが見えなくなっているだけ。

アフリカの干ばつと戦争とか、パキスタンの洪水とか、あそこまで追い詰められてもは人はしぶとく生きるんだから、日本なんかどう転んでもヌルゲーである。

ぎおんしょうじゃのかねのこえ、クソヌルゲーのひびきあり

以外の何物でもない。とはいえ、じつはここ数か月そういう意味で

人にアドバイスするのってむずかしいなあ・・

と思っていたのだ。アドバイスをして揉めたのではなく「この人はまじめなので、ヌルゲー的なアドバイスをするとかえって機嫌を損ねるかもしれない」と思って考えあぐねていた。

しかし、だまっているのも薄情だし、罪悪感もある(このあたりはまじめ!)。どう切り出せば機嫌を損ねることなく伝えられるのだろう?というのを考え、だれにもいわずにけっこうなエネルギーを費やしていた。

「人にアドバイスするのはむずかしい」というタイトルで記事を書こうとしたくらいだから相当考えた。

でも、うっかりしているうちに、まーったく関係のないところで一方的に

関係断絶

されてしまったらしい。「らしい」というのはよくわからないのである。ぼくの側としては、思い当たるふしがあるとすればかつて「頭ごなしにかみつかれたことがある」ということくらいだけど

ふざけたのが気に障ったんだったらあやまります

とこちらから謝罪した。しかし、それが気に入らなかったのかどうか、いろんなところで関係を遮断されているみたい。

かみついたことは謝罪されていないけど、こちらはスルーしているので問題ない。それにこの人は「まじめでいい人だ」と今でも思っている(たとえ人に頭を下げられなくても)。なので会えれば楽しくしゃべる自信があるけど、このままだと二度と会わないんじゃないかな?

会おうが避けられようがさわぐほどのことではないけど、あいだに挟まれるリーダーは実にめいわくだ。ほんとすいません。2人分謝ります!

すいません×すいません(汗)

それにしても、こんなパターンははじめてだよ

余計なアドバイスを思いとどまったのはホントーによかった。なんとなーく先延ばしにしたり、うっかり言うのを忘れたりしていただけなんだけど、もしかするとこういうのが

野生の勘で地雷を踏まなかった

ということなのだろうか。

でも、この件はもうぼくの手を離れた。もう考えなくていいし、罪悪感も解消されたし、正直ほっとしている。

考えあぐねた3か月分のエネルギーを損したともいえるけど、人間関係にはこういうパターンもあるということがわかったので、それでよしとしよう。

それにしても、つくづく

人生っはゲええムううう♪

なのである。というわけで、だれに向かって言っているのかわかりませんが、どうぞお元気で!人生っはゲええムううう♪


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