「女男」のすすめ
変化を起こすには、名前を変えるのが一番いいというのが、前々からの持論だ。
最近、日経平均株価がやけに上がっているので、このチャンスをとらえてこの問題をもう一度取り上げたい。
日経平均が最高値を更新し続けているのは「令和に入った」ことと無関係ではないと思う。なんの因果関係があるのだ?と問われれば、因果関係はないけど、潜在意識というのは因果関係では動いていないと答えたい。
令和もすでに5年目なので、5年もすると効果が表れてくる。
女男のすすめ
男女の不平等を是正していくには、「男女雇用機会均等法」を制定するのもいいけど、それよりも手っ取り早いのは、
女男雇用機会均等法
にしてしまうことである。この法律に限らず、あらゆる場面で「 男・女」などと記載されているものをかたっぱしから「女・男」にかえていくのがいい。
最初のうちは何の効果もかんじられないだろうが、5年もたてば、国会の女男比が、今の1:9から3:7くらいには変わるのではないか。
「アホなことを」と言われそうだが、名前を変えて成果の上がっているものごとは令和以外にもいろいろある。
名前はバカにならない
いま「生活習慣病」と呼ばれているものは、かつて「成人病」と言われていた。しかし、このネーミングでは、「成人したらかかる病気」という刷り込みが生じる。
実際は、長年の生活習慣によって起こるものだから、生活習慣病に改名すべきだと何十年も説いていたのが、聖路加病院の病院長だった故 日野原 重明氏である。
しかし、氏は学会でバカにされ、改名されるまでには何十年もかかってしまった。
名前を変えるくらいコストもかからないしその日にやれるはずだが、日野原氏ほどの人が旗を振っても何十年もかかった。「女男」にも時間がかかりそうなので、いまからコツコツと言っていきましょう!
戦争を防ぐには名前を変えるのがいい
ここに何度も書いているけど、極東で戦争が起こらないようにするには日韓中の国名を4年ごとに入れ替えるのが一番いい。
簡単にいかないことはわかっている。そもそもウクライナとロシアが、国名を入れ替えても平気なくらい国民の意識が高ければ、何十万人も犠牲になることはなかった。
「先祖代々うけつがれた大事な国名を入れ替えるとは何事か!」みたいな脳みそかっちんこっちんのオヤジがのさばっているからこそ、戦争が起こるのだ。極東でも「日本海か、東海か」というだけで大騒ぎしているので、簡単には行かないだろうが、名前の問題は、しょせんすべてプライドの問題にすぎない。
名前を変えるくらいではたいしたコストはかからないし、うまくいけば、いろん問題を解決できる。
女性の側の抵抗
女性の側からこれを言い出すと、うるさがられるというか、「細かいことにこだわるフェミニスト」みたいにいわれて貧乏くじを引いてしまうので、男性の側から言い出すのがいいだろう。
また、別な意味でいやがる女性もいるかもしれない。
かつてロバート・フルガムのエッセイ集『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』に以下のようなエピソードが書かれていた。
とても仲のいいカップルがいて、サドルが2つついた2人乗り自転車に乗っていたのだそうだ。
しかし、いつ見ても、男性が前の席で、女性が後ろの席に乗っている。そこで、あるときフルガム氏が「なぜ前後を入れ変わらないのか」と女男それぞれに聞いたところ、男性の側は
と答え、女性の側は
と答えたのでそれぞれの思惑通りになっているのだと感心した。「これが本当の男女平等である」と書かれていた。
つまり、女性の中にも、男を前に出したほうがなにかとトラブルを回避できるので、あえて男を立てている人もいるかもしれない。
しかし、男を前に出すことで、女性はいろんなところで泣きを見てきたでしょう?現時点では明らかに女性の方が損をしているので、さっさと前に出たほうが得だ。だいじょうぶ。すぐに慣れるよ。
ところで、さっきから「じょだん」とタイプすると、かならず「序段」になってしまうのでいちいち「おんなおとこ」と打たねばならないのでめんどくさい。このあたりの些細なところから見えない格差は生まれているわけで、このあたりから変えていってこそ、ほんとうの意識の変化になると思います。
プロ野球の場合
「じょだん」という響きに違和感を覚える人もいるだろう。
しかし、プロ野球の世界では数年前まで「1ストライク2ボール」とストライク先行でかぞえるのが長年のならわしだったんだんけど、いまではメジャーに習って「1ボール2ストライク」というようにボール先行で数えるようになっている。
最初はヘンな感じがしたけどすぐになれてしまった。なので、いま
に違和感を覚えている人も、数か月でなれるはずで、そしていざ慣れてみるとあいかわらず「だんじょ」と言っている人は
という風に思えてくるだろう。流行ってそんなものである。
「めおとこ」とオカマちゃん
ちなみに江戸時代には、夫婦のことを女男(めおとこ)と呼んでいたそうなので、女男という言い方は昔からあったのである。
ただし、現代では「おんなおとこ」とはオカマちゃんを意味するそうなので、そのあたりややこしいのだが、そういうのも含めてひっくり返していけばいい。
若い女男たちは、抵抗ないだろうが、問題はオヤジどもである。
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