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テレビもなかなかイイ

今、ぼくが注目しているテクノロジーと言えばテレビだ。あまり見ないほうだけど、見るたびに「もっと見なくては」と思う。

昨晩もNHKの9時のニュースを見ていたら「北朝鮮の拉致被害者は世界中にいる」という話題が出て驚いた。はずかしながら、拉致被害者は日本や韓国にしかいないと思っていた。

しかし、タイにもバーレーンにもいるそうだ。しかし、タイは北朝鮮と貿易関係があり、政府は拉致被害者家族の訴えを黙殺してきたという。それも昨日はじめて知った。ぼくは、ネットで拉致問題の記事をみかけてもスルーしてしまうことが多く、あまりに無知だった。

青森県に「中間貯蔵施設」を建設中だという話も昨日知った。ただし、同時に、俳優さんの結婚とパンダの返還延期のニュースにも付き合わねばならず、そこらへんを早送りできないのがテレビのツラいところである。

「パパ活」という名の個人売春の実態も、先日の「クロ現+」で初めて知った。ネットでそうした記事を見かけても、これまではスルーしてきた。若い女性のやっていることに文句を言い始めたら、いかにもなオヤジになってしまう。それはさけたいので意識的に見ないようにしている。しかし、クロ現であきらかにされた実態は悲惨なものだった。

いずれのニュースも、関心さえもてば、あとはネットや書籍で深堀りできる。しかし、ネットでは知らず知らずに自分に関心のある分野ばかりに注意が向くため、興味のうすい分野の情報とはすれちがいやすい。見過ごしがちな情報をカバーするにはテレビが向いている。知らない分野の本と出合うにはネット書店よりリアル書店がいいのと似ている。

ぼくがテレビは見ないのは時間がないのが半分。「テレビは高齢者のもの」「オワコン」「情報弱者の見るもの」「テレビを見るのはカッコ悪い」といった否定的なイメージに流されているのが半分である。ダラダラ見るのはつまらないけど、カッコつけて無視するのはもったいない。NHKの報道番組などは、時間もお金もかかっているし、伝えることのプロが作っているわけだから情報ソースとしてどんどん使わないと損だなあとあらためて思う。

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