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『ためらい』

なんだか文芸映画のタイトルみたいだが、現在のぼくの心境である。

もともとは、7月24日に新型コロナウイルスについて非常に信頼性の高い情報をのせた記事を公開する予定だった。

かなりおどろきの情報である。

じっさい、1時間ほど公開したのだが、その後すぐに削除した。

そのかわりに公開したのが、埼玉西武ライオンズの辻初彦監督について書いた記事「現役はいい」である。

あれは、あわてて書いたものだ。

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それから2日後、加筆修正したのちに、もう一度、新型コロナウイルスの情報を公開しようとした。

しかし、今度はわずか1分間で取り下げてしまった。

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それから現在まで、約1か月半のあいだ。

公開しようとしては止め、公開しようとしては止めている。

その間の心境は、指名手配犯と似ている。

「おい、小池!」のようなものだ。

逃げるのに疲れた。

出頭したい。

さっさと公開して終わりにしたい。

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だいじな情報をにぎりつぶしている自分に「これでいいのか?」と思う。

「そろそろ落ち着いてきましたね」と人々が言うたびに胸が痛む。

一方で、ぼくは一介のシロウトである。

医学的な証拠を示せるわけではない。

なにを書いても、読んだ人に疑念と不安をまねくだけである。

ならば、医療関係者から証拠が示されるまで、黙って待つべきではないか。

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ただし、これだけは言いいたい。

医学には無知でも、情報の真偽をみきわめる手法にはいささかのノウハウがござる。

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ハナシは変わるけど、4月にペンダゴンが手あかのついたUFO映像を「機密解除」した。

あれは軍事費がらみである。宇宙軍を軸とした軍事費増強がらみだ。

機密情報に対するぼくの基本的な考え方は5月26日に公開したnote『誰が得をするのか』に書いたとおりだ。

秘匿されていた情報が、まるで川が流れるごとく「真実だから流れ出した」などということは人類史上おそらく一度もない。
情報の出元には、かならず流すことでトクをする誰かがいる。

オカルトの好きな人は、すぐに「いる」「いない」という議論にアツくなってしまうけど、だれがトクをするのかを冷静に考えなければならない。

そりゃあ、長年バカにされてきて気分がスカッとするのはわかる。

でもそこで気分に流されてしまったら相手の思うつぼである。

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河野防衛相が「存在を信じてないけど、手順を定める」と語った件もおなじだ。

これは「地震が起こると思わないけど、避難の手順を定める」と言っているのといっしょである。

「個人的には信じていない」と強調するあたり、河野さんらしい。

かれが抵抗できない筋から圧力がかかったとしか思えない。

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というわけで新型コロナウイルスである。

昨日の「サタデーステーション」で、一度感染した30代男性が、二度めに感染して重体に陥った話が紹介されていた。

エクモにつながれてなんとか一命をとりとめたそうだ。

若い人でも二度目の感染は甘く見ないほうがいい。

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また、この患者を担当した医師の話も納得できるものだった。

「PCR検査では肺のウイルスは感知できるが、他の臓器にウイルスがいるかどうかは検査できない。しかし心臓や脳にもウイルスは入り込む」とのこと。

以上は、すべて7月に書こうと思っていた内容に含まれているが、今ではすでにTVで流れている情報だ。

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これから、新しい事実がどんどん明らかになるだろう。

そして、一見すべてが終息したように見える時期が来るだろう。

問題はそのあとだ。

冷静に、そして慎重にやっていきましょう。

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