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未来予測には2つのやり方がある

今日のテーマは未来予測である。なんでかというと、さいきんぼくはわりに予測が当たるからだ。それでよろこんでいるのではなくて

なんでだろう?

なんで当たるのだろう?と考えているうちに、自分が無意識にやっている方法を自覚した。これまで気づいていなかったけど当たる時ってだいたいこういうやり方をしているような・・。ちょっと変わった方法なので、書く価値がありそうな気がしており、ちょっと書き記しておきたい。

未来を知りたい

だれだって未来のことはある程度わかっているほうがいい。
厳密にわかる必要はないが、ある程度わかっているに越したことはない。なんといったって一番困るのは

不意をつかれる

ことである。ひざかっくんが一番困る。寝耳に水がいけない。

同じ規模の大地震が起きたとしても、ある程度構えていたところに来るのと、寝耳に水で来られるのとではインパクトがちがうし、被害の大きさもずいぶん変わるはずだ。だからこそ地震予測というのが研究されている。

ぼくが未来予測に関心を持っているのも同じ理由で、ひざかっくんを防ぎたいという用心からだ。

せめて不意をつかれないように、だいたいどこら辺りから次の異変がやってくるのか、目鼻を付けておきたい。だからビシバシ当てる必要はなくて、おぼろげにわかれば十分である。

2種類の予測方法


そのうえで、予測のやり方には大きく分けて2種類の方法がある。

①鋭さに頼る方法
②ニブさに頼る方法

の2つである。といっても、みなさん①しかやってないと思うのだ。予測とか予知というと、すぐに「鋭さに頼ろう」ということしか考えないじゃないですか。「そうじゃないんだよ」ということをちょっと書いておきたい。。理屈じゃなくて体験から割り出したやり方です。

「鋭さに頼る」とは、まずは、自分の知識を増やしたり、直感を磨いたりすることだ、つまり、自力で鋭さを増すという方法がある。

それから、鋭い人の意見を聞くというのもこれにあたる。成功者の意見を聞きたがったり、占い師やサイキックの意見を聞きたがったりするのは、ぜんぶこれだ。これらはすべて「鋭さに頼ろう」としている。

もちろんピンポイントで未来を当てたいならこれしかない。

しかし、ピンポイントで当てる必要はないし、だいたいピンポイントでなんか当たらないものなのだ。しかし、上にも書いたように不意をつかれないための未来予測をするのなら、やりようはある。それが②の「ニブさに頼る」というやり方だ。

ニブさに頼る

ニブさというと語弊があるが、要するに当たらない人の逆を行くということだ。そして「当たらない人とはだれのことか?」というとそれは多数派である。

そもそも

未来が予期しない方向からやってくる

というのは厳密には

マジョリティ(多数派)の予期しない方向からやってくる

という意であって、たとえ、少数派が予期していたとしても、大部分の人が予期していない状況が訪れれば、それは、

サプライズ

と呼ばれる。

なので、一番確実な未来予測のやり方というか、一種の「反未来予測」の方法は、みんなが見ていない方向に注意するということだ。

ただし具体的に言うと

庶民が見ている方向の逆を見ろ

と言っているのではない。たとえば、いま世間はWBCの話題で持ちきりだ。だからといってWBCの死角から未来がやってくると言いたいのではない。

WBCは、そもそも未来を予測しようと思ってみているわけじゃないので、ああいいったものは関係ない。そうではなくて、未来を予測しようとあれこれと知恵を絞っている識者が

だいたい1つの方向へ意識を向けている時に、

「そこじゃない!」というのがわりに当たるのである。

識者の未来予測も、よくよく注意してみているとトレンドというか一種のコンセンサスみたいなのが浮かび上がってくることが多い。たとえば2010年代の半ばに「中国崩壊論」というのが流行ったがああいうものだ。

そして「識者」が異口同音に

これからこうなる!

みたいなことを唱えている場合、だいたい、

そうじゃない方向

から未来がやってくることが多いということ。わりに安全確実な予測方法なのでちょっと試してみてはいかがでしょう。

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