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日本のタブーに踏み込んでみる

今年の元旦、モチは食べてない。

一方で、元旦以外に食べることもたまにはある(お汁粉に入っていたような気がする)。

それはともかく本日は「殺人モチ」という日本のタブーに触れてみたい。

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かつて日本のお正月といえば、たこあげ羽根つきだったが、ここ数十年の風物詩として、モチを喉の詰まらせて救急搬送されるお年寄りというのがある。

かならずお正月にある。

人の生き死ににまつわることだからかるがるしく語ることはできない。

しかし、今年もあった。「またか」という無力感にさいなまれる。

余計なお世話だけど、なぜなんだろう?

なぜ元旦に確実に起こるのだろう?ゴルゴ13が絡んでいるのだろうか?

なにかこう・・・やり場のないやるせなさを感じる。

嗚呼、ヤマトミンゾクとは、年に一日だけモチとよばれるコメのペーストをのどに詰まらせて死ぬ民族として歴史に名を刻むのだろうか。

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それとも、キラーモチのニュースは正月だから報道されるのか。

もしかすると、クリスマスにもモチをのどに詰まらせて死んでいる人はいるのかもしれない。

もしマスコミが正月だけ「キラーモチ報道」しているのだとすればそれは一種の偏向報道であって、実質的に風物詩あつかいしているということである。けしからん!

というわけで、ちょっとしらべてみたんだけけどマスコミに悪意はない模様だ。

この記事がひじょーにイイです。

消費者庁によると、2018年と19年の2年間で餅による窒息事故の死者は661人。被害の多くは正月に集中しており、ネットでは「危険な食べ物」として認知されている。

正月に平均330人が犠牲になるならウイルス以上に危険である。

菅政権は、SarCov2の感染拡大や、医療のひっ迫、経済不況、尖閣問題などに加えて、正月にモチを食ってのどに詰まらせる人々にも向き合わないといけない。せめてクリスマスに前倒しできないのか。

高齢者は餅を食べなければ正月ではないと思っている。ダメといったら、隠れて食べる。かえって事故のリスクが高まるんです。

このコロナ禍において、死ぬリスクがあるものを隠れてでも食わないと正月が迎えられない人々の介護をせねばならない職場はたいへんな労力だろうなあ。

高齢者たちの「命がけの情熱」に応えるため、最近は代替食品も浸透してきた。「最近は餅に食感が似ているが、噛みくだきやすい代替品を提供する介護施設が増えている」

「食感が似ている代替品」の開発が進むほど、日本国の有権者は命がけでモチを食いたがっているわけである。

命がけの情熱か。。。よくわからない。食への情熱というのはぼくには理解不能だ。「ちょっと自粛してくれ」といってもムリなのだろうなー。

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メーカーは「食べやすい大きさに切りよく噛む」よう注意を喚起しているという。

なるほど「食べやすい大きさに切りよく噛む」というのは、幼児だけでなく、国民にひろく訴えねばならない重要なメッセージであーる。

ならばトイレットペーパーメーカーも、「ウンコはよく拭く」という注意を国民に喚起していただきたい。

中国の台頭、アメリカの分断、ウイルスの変異、デジタル通貨の行方、そして地殻変動に脱炭素化。先進国日本は、こうしたさまざまな問題に対応しつつ、かつ「よく噛んで食べる」「ウンコはよく拭く」などの重要項目もケアしなければならない。

いろいろと悩みの多い風物詩なのである。

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