Shiho Yuruki | ソー写ルグッド株式会社
ご一家の「これから」を撮影し、撮らせていただく者として感じたことをnoteに綴っています。
河瀬さんが火事に遭われた、2020年2月。 何もかも焼けてしまったお家。 その時から、何度か写真を撮らせていただいています。 そして1年以上が経ち、ようやくあたたかくなった来た3月のある日。 私は久しぶりになってしまいましたが、お家が新しく生れ変った引き渡しの日、写真を撮りにいくことになりました。 河瀬さんのお家には名前があります。通称「コトリ」です。名前の由来は、前のお家を設計された建築家の方が名付けたそうです。 お家の引き渡しには、建築家の中村さんやご一緒に
コロナ禍で世界は変わり、恐れていた災害も起きました。支援したくても叶わず、歯痒く、悔しい思いをされた方も多いと思います。私もその一人です。でもその悔しさでギアがひとつあがりました。そのことを書こうと思います。 発災から約3ヶ月。令和2年7月豪雨の被害に遭った熊本県に行ってきました。災害支援をされている、一般社団法人ピースボート災害支援センター(以下、PBV)様より、活動記録として写真を撮影してほしいというご依頼があったからです。 本来であればもっと早く撮影に行きたいところ
里帰り出産で帰省している妊婦さんが今日のお客さま。 危険が多く外出なんて全くできないし、 東京に暮らすご主人とは出産後もしばらく会えないそうです。 そんな妊婦さんがすごく多いみたい。 初産で不安いっぱいの中、 大切なひとに会えないってどんなに心細いだろうか。 画質がきれいなカメラが重要なわけではなく。 オンラインだからこそ、遠く離れた妊婦さんにこうして写真を撮るお手伝いができる。 スマホでもきれいな一眼レフカメラでもなんでもいい。 やっぱり撮ることこそ意味がある。 とは
緊急事態宣言が出される前。解体が始まるお家で写真を撮りに伺いました。 河瀬さんの友人であるボランティアの方々と一緒にお家の中を片付けたあの日と比べ、あの時にあったたくさんのものほとんどが撤去されています。 *撮影に至った経緯はこちらから 家族みんなで集まった思い出のダイニングテーブルの上に置かれたお花。燃えてしまったお家の中に置かれたその花は、外で見るものとは違う色をしているように見えました。 そして解体前最後のこの日。火事の被害から免れた書斎を整理される河瀬さん。本
5月5日(火)は子どもの日! ご縁を頂き、こちらのオンライン体験フェスで #オンライン写真家 ワークショップをさせて頂くことになりました! ZOOMを使って、実際に私がオンライン撮影しているところを体験していただく予定です。 *撮影している様子はこんな感じ↓ はじめてだしどうなることなのか・・・ と不安もありますが、ワクワクがとまりません! #stayhome しながら楽しめる大きなイベントに参加できるとともに、オンライン撮影の可能性をシェアできたらいいなと思っていま
一緒に仲間になってくれるフォトグラファーさんや、撮ってほしいと言ってくださる方がすこしずつ増えてきました。 すごく、すごく嬉しいです。 そしたら友人が、こんな素敵なページを作ってくれました!↓ 作ってくれたミチ、本当にありがとう! これからはこちらよりお申し込みしていただけます! そしてひとつ、お知らせがあります。 投げ銭であるフォトグラファーへの謝礼スタイル(「基本的に無料、投げ銭スタイル」)を、2020年5月6日 緊急事態宣言終了の日までとさせていただきます。(緊急
「種子島の離島に住んでいます。赤ちゃんが生まれて5ヶ月になります!! とても素敵な企画だなぁと思い、メッセージさせていただきました!!」 #オンライン写真家、はじめます!という記事を書いてからすぐに来たこんなメッセージ。 その時ハッと、コロナの影響で結婚式を延期したカップルや、今まさに臨月な妊婦さんだとか。何かの記念日が今日だったり、ちゃんと撮りたいシチュエーションはたくさんあるのに「こんな状況だから、我慢しなくてはいけない。」というのも、不安やストレスにつながるはず。
新型コロナウイルスが蔓延しているこの状況。 これはもう、ひとつの災害だと思っています。 私が見た他の災害とは違って、今回の被災者は地球にいるひと全員。 #stayhome が絶対になっている今、こんなことをはじめます。 それが、オンライン写真家! ↑この写真は、全てオンラインで撮影したものです。 撮影したカメラは、写って頂いた方のスマホです。 すごく素敵なお二人のお陰で、とても楽しく撮影させていただきました。 こうして撮影するに至った気持ちを少し書きますね。 自分
仮住まいに引っ越したての河瀬さんご一家の仮住まいへおじゃますることになりました。「これから」を撮影するにあたって、まずは自分を知ってもらう為のご挨拶です。 撮影するに至った経緯はこちらから↓ カレー作りのリクエストがあったので、伺う前に材料を買ってお宅へ向かいました。この時、河瀬さんご家族は引っ越してからはまだ3日ほど。お言葉に甘えて伺うことにはなったけれど、どんな顔をしていけばいいんだろう。うまく挨拶できるかなあ。ぐるぐる頭の中で考えながら玄関を開けると・・・ 「いら
焼けてしまったお家を片付けるべく伺ったこの日、久しぶりにお会いできた河瀬さん。 まさかこんな形でなんて夢にも思いませんでした。 初めてお会いしたのは、西日本豪雨災害の被災地でした。新たな復興支援を目指す一般社団法人FUKKO DESIGNの代表理事をされている河瀬さんと、視察に同行させて頂いたことがきっかけです。 集落ごと流されてしまった場所や、あたり一面が浸水しゴーストタウンになってしまったように見える場所・・・ まだまだ復旧・復興半ばの場所を、二日間かけて回りました