見出し画像

005.なぜ「自分をいたわる」か【後編】

こんにちは、ゆる田ゆる子です。
だーいぶゆったりした更新頻度になっています…
今後はもう少し頻度をあげていきたい!
前回のお話はこちら…

かなりたくさんの方に読んで頂き、小躍りしています。笑
読んでくださった皆様、ありがとうございます。
今日は、このシリーズがついにラストを迎えます。
お付き合いいただけましたら幸いです。

1.本屋での出逢い

今から数年前、偶然通りかかったショッピングモールの本屋さんでこんな本の表紙が目にとまりました。「敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本」。本の帯には「いつも誰かに振り回されるのは…HSP気質だから」とありました。
当時、わたしは、いろいろな人達の意見に振り回されて疲れ切っていましたし、何をやっても「自分ってホントにダメな人間だ…」と感じることが多く自分らしさを完全に見失っていました。
「敏感すぎて」というところではなく、「明日からラクになれる」「いつも誰かに振り回される」というところに魅かれて手にとりました。
それが、わたしがHSPとの出逢いの瞬間でした。

2.HSPって?

それにしても、HSPってなんだろう。出ました、わたしの苦手な横文字。どうやら「Highly Sensitive Person」の頭文字をとってHSPというようです。
立ち読みしてみると、本の冒頭にある漫画の主人公、これわたしですか?!と思うほどそっくりなことに衝撃を受けました。
「人の気分や感情にすぐ左右される」「自分はダメだと責めてしまう」「大人数の宴会などが苦手」「他の人の攻撃を受けやすい」「人の気持ちを優先してしまい自分がない」「疲れやすい」「どこにいても周りの目が気になる」…全部思い当たる。これ、わたしもそうなの?
当時、わたしは、「で、ゆる田はどうなの?ゆる田はどう思ってんの?」と一部の方々から言われ続ける日々を送っていました。「Aだと思います」と言っても「ちがう!」、「じゃあB…」と言っても「なんで?!」というやり取りが日常茶飯事で、毎日疲れていたし自分はダメ人間の頂点に君臨するといってもおかしくないと思うほどで、どんどんやつれていきました…。(あの頃の体重はいずこへ…)
藁にもすがる思いで、すぐに本を手にとり、レジに並んでいました。

3.ゆる田、HSPについてまなぶ

そこから、どんどんHSPのことを勉強しました。
武田友紀さんというHSP専門カウンセラーの方の例えがわかりやすいので、ここに紹介すると「生まれつき背の高い人がいるように生まれつき繊細な人」が約5人に1人ほどの割合でいるそうです。最近では、有名人でもHSPということを公表される方もいらっしゃいます。

このHSPの研究の第一人者であるアメリカの心理学者・アーロン博士によると、HSPには以下の4つの特徴があり、この4つすべてに当てはまる人をHSPと定義しています。
①物事を深く考える
②刺激を受けやすい
③感情の面で反応しやすく共感しやすい
④かすかな刺激に対する感受性が強い


HSPの気質を持つ人は、人の感情やその場の雰囲気、光や音やにおいなどの外的なもの、また、自分の気持ちや考えなどの内的なものにも敏感です。
(わたしもまぶしすぎる場所や強すぎるにおいや人工的なにおい、その場の雰囲気にすごく敏感です。あと、人の怒り声は、自分が怒られているわけではないのに、辛くなります。)

知れば知るほど「これってわたしじゃん」っていうことが多く、「自分がダメというわけではなく、こういう気質なんだ」って知ったら気持ちが軽くなりました。今まではずどーんって落ち込むようなことにも「あっ、またきたきた」と少しゆとりを持って物事と対峙することができるようになりました。
わたしがTwitterやスタエフ、このnoteでもテーマとしている「自分をいたわる」っていうのは、このHSPということを知ってから、より意識的に実践することにしました。
自分のストレスの要因となって、こころが疲れてしまうものって、変えられないし逃げられないですよね。だからこそ、そのシチュエーションに遭遇した時に自分なりの「自分をいたわる」方法を試します。
それには、様々な種類のいたわりツールが必要です。すぐその場で出来ることや帰宅後に出来ること、そして休日に出来ること…レパートリーを増やしておく必要があります。そのために、自分をいたわるものや習慣を意識的に増やしておくことにしました。
時と場合に応じて、数々の中から今この瞬間にあったいたわる方法を試したり、時には見直したりしています。そんな時間を持つことで、HSPの良い部分を活かして、自分自身をしっかり癒してあげることができます。受けるストレスも最低限で済みます。
そうすると何が起きるかというと…

自分にゆとりができる→相手にも寛容になれる→おたがいの関係が良好に

こんな好循環が生まれることに気付いたのです。
これは、1回味わったらやめられません。そこからどんどんまず自分をしっかりいたわるようになりました。そうすることで、結果的に大切にしたい相手のこともいたわることが出来るということに気付きました。

画像1

4.なぜ「自分をいたわる」か シリーズ終了!

かなり時間がかかってしまいましたが、わたしが「自分をいたわる」ことを積極的に意識的に取り入れて、発信していこうと決めた背景をお話しました。もし、シリーズすべてを読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ありがとうございます。
これからは、もう少しラフに「自分をいたわる」具体例やわたしなりのアイデアをご紹介していきます。
このページにご縁あって、お越しくださった皆様、よろしければ次回以降もお付き合い頂けましたら嬉しいです。(また小躍りしちゃいます。笑)

今日も最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?